米自動車大手フォード・モーターの欧州部門トップに就任した新たな幹部は昨年冬、同社が2020年代末までに販売を計画している、レースにインスパイアされた新型車の一部をディーラーらに一足早く披露した。ディーラーらが目にしたのは、魅力的なコンパクト電気自動車(EV)や2車種のハイブリッド・クロスオーバー、そして同地域向けのタフな小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ブロンコ」のデザインだった。あるディーラーは立ち去る前に、フォード欧州部門プレジデントのジム・バウムビック氏に向けて残した付箋に、「私たちは戻ってきた」というシンプルなメッセージを書き記した。道のりはまだ長い。過去10年間で、中国勢との競争に押され、自動車販売台数は36%減少した。環境に優しい車を求める厳格な欧州の規制や、稼働率の低い工場が収益を圧迫した。そして、フォードの復活計画の成果が現れるのはまだ数年先のことだ。
フォード、欧州で「運転して楽しい車」の復活目指す
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