グリーン車は何が変わる?
個室感アップに揺れの軽減、Wi-Fiも改善

 旅客サービス面では座席数およびシートピッチはこれまで通りとのことだが、グリーン車を中心に快適性が大きく変化する。まず、普通車7号車とグリーン車8~10号車のフルアクティブダンパの制振制御を改良し、すれ違い時における車両の揺れを10%程度軽減する。

 座席の種類も増える。JR東海はグリーン車における「プライベート感」を求める声や「人目を気にせず過ごせる空間」のニーズに対応して、個室・半個室サービス「Supreme Class」の導入を進めているが、グリーン車(10号車)にも座席の間にパーティションを設置した座席を新設する。

パーティション座席(10号車),【グリーン車】足元スペースの拡大JR東海プレスリリースより抜粋 拡大画像表示

 これにより、座席の種類は自由席(1・2号車)、指定席(3~6・11~16号車)、S work車両(7号車)、グリーン車通常座席(8・9号車)、グリーン車パーティション座席(10号車)、Supreme Class Cabin(7・10号車)、Supreme Class Seat(10号車)の7区分になる。2020年以前には想像できなかったサービス体系ではないだろうか。

 貧弱との声が多かった無料Wi-Fiサービスも改善する。現在は「S Wi-Fi for Biz」として7・8号車で提供しているが、グリーン車の9・10号車にも拡大する。このWi-Fiは一般携帯回線の電波を客室内のルーターを通じて提供しているが、8~10号車は5G対応透明ガラスアンテナを設置。ガラスそのものにアンテナ機能を持たせることで、電波が車体を通る際の損失を抑制し、沿線基地局と車内Wi-Fiルーター間の通信品質を改善する。