次世代エンジンは「マツダ独自のハイブリッド」
山:我々はそれを「ストロングハイブリッド」と呼ぶかどうかは、まだ決めていません。名称は検討中です。今の段階では「マツダ独自のハイブリッド」です。記事にされる際も、そこはご留意ください。エンジンも同じものではなく、新しいエンジンになります。
詳しいところはまだ公表していませんが、開発の中で得た情報やお客様の価値観を含めて考えても、これからはそちらの方が使いやすく、楽しいものになると自負しています。ご期待ください。
F:それは楽しみですね。できあがりが今から待ち遠しいです。
ただ、今回試乗したマイルドハイブリッドについては、私なら併売している先代のディーゼルを選びたいと感じてしまいました。新型のあのCVTのような感覚は、何が原因なのでしょう。もしかして、トルコン(トルクコンバーター)が滑っている時間を長く取っているのかな……と考えたのですが、どうでしょう?
トルコンが滑っているのではなく、原因は車重?
山:いえ、それはないです。トルクコンバーターの構造や使い方を、そういう方向に変えているわけではありません。新型のエンジンとミッションは、基本的なハードは先代と同じで、制御を新しくやり直しています。ミッションについては、ショックが柔らかく、スッと軽く動くことを狙いました。トルクが変動するときの出力の出し方を調整して、変速ショックを和らげる。そのスムーズさには特に気をつけています。変速時間も少し短くしています。
F:変速時間というのは……?
山:例えば2速から3速へ切り替わる、その時間のことです。劇的な変更ではありませんが、新しいクルマや車重に合わせてフィーリングをチューニングしているのです。
フェルさんの言う「ラバー感」。加速しようとアクセルを強く踏んだ際、エンジンの回転に対して速度がついてこないと感じられたのであれば、それは車体の重さが影響しているのではないかと思います。今回はホイールベースを115ミリ伸ばし、全高も上がっています。車重は70~80キロほど増えています。その重さを感じて、エンジンを引っ張っているような印象になったのではないかと思います。少なくとも「トルコンが長く滑っている」ということではありません。そこは明確に否定します。
F:ややや。私の邪推は間違いでした……。お恥ずかしい。







