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2028年3月1日、乗り合い代理店の比較推奨販売は、顧客の意向に沿って商品を選ぶ「ロ方式」に一本化される。その具体的なルールを定めたのが、監督指針の改正だ。パブリックコメントを経て文言が書き換えられるなど、その一語一語に金融庁のこだわりが込められている。特集『保険 激震! 生保・損保・代理店』の#3では、ロ方式の監督指針を前後編で徹底解説する。前編では、取材を基に、監督指針の文言に込められた金融庁の真意を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 藤田章夫)
わずか5ページに凝縮された
ロ方式の“ルールブック”
代理店独自の理由で商品を推奨できた「ハ方式」は、#1『乗り合い保険代理店の比較推奨販売「ハ方式」はなぜ廃止されたのか?30年の保険業法史と金融庁の“布石”から読み解く大転換』で解説した通り、2028年3月1日に廃止される。今後、乗り合い代理店は「ロ方式」で販売することになる。
そのロ方式のルールを定めたのが、「保険会社向けの総合的な監督指針のII-4-2-9(5)(1)B」、いわばロ方式の“ルールブック”だ。分量は5ページほどに過ぎないが、比較推奨販売の土台となる文章である。
実際、450ページに及ぶパブリックコメント(意見公募)の回答の多くは、この文章の解釈を巡るものだ。監督指針の文言を正しく読めなければ、回答を読んでも実務には落とし込めない。
次ページでは、監督指針の文章に基づき、取材から見えてきた金融庁のこだわりを一つずつ解説する。旧指針から何が変わったのか、パブコメで書き換えられた3カ所とは何か、「提示」と「推奨」は何が違うのか。







