保険 激震! 生保・損保・代理店#5Photo:erhui1979/gettyimages

2028年3月1日から、乗り合い代理店の比較推奨販売は「ロ方式」に一本化される。前編では監督指針の文言を読み解いたが、現場の関心は「では、実際にどう売ればいいのか」だろう。特集『保険 激震! 生保・損保・代理店』の#5では、ロ方式の募集フローをフローチャートで示しながら、現場が抱える悩みに対する金融庁の答えを明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 藤田章夫)

監督指針を読んだだけでは売れない
現場が知りたい「どう動くか」

 前編の本特集#3『保険の比較推奨販売「ロ方式」、金融庁が監督指針に込めた“真意”とは?パブコメで書き換わった3カ所と「提示」「推奨」の決定的な違い【前編】』では、ロ方式のルールを定めた監督指針を読み解いた。顧客の意向に沿って選別した商品をそのまま示す「提示」と、さらに絞り込んで勧める「推奨」。どちらの場合も、合理的かつ一定の具体性を有する基準や理由の説明が求められる。

 もっとも、監督指針の文言を理解しただけでは、日々の募集はこなせない。「お任せで」と言われたら、どうすればいいのか。「事故対応がいい会社にして」と言われたら、それを推奨理由にしていいのか。現場の悩みは尽きない。

 次ページでは、ロ方式の募集フローをフローチャートで示し、分岐点ごとにパブリックコメント(意見公募)の回答や金融庁の考え方を解説する。「指名買い」として扱えるのはどんな場合か、「お任せ」にどう対応すればいいのか。さらに、推奨理由として使えるもの、使えないものの線引きについても詳述する。