聞き手が理解しやすい
話の順序で組み立てる

 この知見は、話し手の側にも示唆を与えてくれており、聞き手が「状況モデル」を構築するためには、話の骨格が見えていることが助けになります。

 何がいいたいのか(結論)が先に示されると、続く情報をどこに当てはめればよいかが明確になるのです。

 なぜそういえるのか(根拠)が示されると、結論と聞き手の既有知識が結びつきやすくなります。そして具体例が添えられることによって、抽象的な主張がイメージを持って理解されやすくなるのです。

 つまり「結論→根拠→具体例」という3点セットは、聞き手の頭の中で理解が組み立てられやすい順番ということです。

そりゃ伝わらんわ…会議で「結局、何が言いたかったの?」と呆れられる人の話し方出典:『頭のいい人が習慣にしている学び方の戦略』
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 逆に、具体的な話がずっと続いたあとに「つまり何がいいたかったかというと」という結論が来ると、聞き手は前の話を組み直す余分な作業を強いられることになります。

 とくに短い報告や会議での発言では、最初に結論を置くだけで、聞き手の負担は大きく減ります。

 結論を先に伝えることは、説明を省略することではありません。これから聞く根拠や具体例を、どこに結びつければよいかを先に示すことなのです。

 発言の前にこの3点を紙に1行ずつ書き出す習慣を持つだけで、話の輪郭が自分でも見えやすくなり、何が弱いかにも気づけるようになるでしょう。

そりゃ伝わらんわ…会議で「結局、何が言いたかったの?」と呆れられる人の話し方出典:『頭のいい人が習慣にしている学び方の戦略』
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