これであなたも上司力アップ!?
半沢の推理力と洞察力を手に入れろ

 骨太なビジネスドラマという印象の強い『半沢直樹』ですが、このドラマは推理ミステリーとしての側面も持ち合わせているように思います。

 たとえば、伊勢島ホテル側が200億の融資の返却を拒む理由を半沢が推理していました。「伊勢島にしてみれば、200億の返却を拒んで、金融庁検査で今後の融資がストップされるほうが厳しいはず」。なのになぜ拒むのだろう?そこに隠された羽根の心理は、狙いは何だろうと考え始める半沢。

 このシーンでの半沢の推理や洞察、思考には、多分にメンタリスト的なアプローチが活用されたのではと思われます。私たちメンタリストは、相手の見せる表情や反応の中から矛盾を見つけ出し、それを推理することで相手の嘘を見破ったり、心理を読み解いていきます。

 相手の反応を分析・推理して、その裏に隠された嘘を見破る。まさにこのシーンはメンタリズムの活用しどころなのです。

 難しく考える必要はありません。誰でも手軽に半沢の「洞察力」が手に入る魔法のアイテムがあります。それは、オフィスの必需品「付箋」です。

 まず、皆さんが「手に入れたい情報」があるとしたら、それを付箋に書き、目につくところにペタペタと貼っておきます。こうすることで、脳に自分が欲しい情報は何か?ということを暗示することができます。

 これは、「カラーバス効果」を利用したテクニックです。皆さんにも、たとえば自分の奥さんが妊娠したら、電車の中で妊婦をよく見かけるようになった、青い車を購入したら、青い車を街中で見る頻度が高くなった――これに似た経験はありませんか?人間には、自分が意識している事柄に関連した情報に気づきやすくなるという性質があり、これをカラーバス効果といいます。

 つまり、普段意識していなかったものを意識するようになると、さまざまなことに気づきやすくなり、結果的にチャンスを手に入れる機会も増えていくのです。

 さらにもうひとつ、誰にでもできる“嘘を見破る方法”をお教えしましょう。相手が嘘をついているのか、ついていないのか、それを確かめる非常に簡単な方法があるのです。