鶏ささみ肉、ノンオイルドレッシングに
頼り切った食生活の落とし穴

 また、運動習慣のある人に特に多い「鶏ささみ肉はヘルシーである」という説も注意。各お肉に含まれる栄養を見比べてみると、それぞれに良い部分がある。たとえば、牛肉はつい不足しがちな亜鉛や鉄が豊富だし、豚肉はビタミンB群が豊富で、疲労回復効果も高い。鶏ささみ肉のヘルシーさは、低カロリー、低脂質高タンパクのイメージが強く、筋力アップのために大量のタンパク質を摂るような場合には他の選択肢がなかなか見つからないこともあるだろう。でも、通常の生活でささみ肉ばかり摂っているのはヘルシーとは言い難い。

 ちなみに、脂肪を燃焼するために必要なL-カルニチンの含有量が多い順に、羊(ラム)肉→牛肉→豚肉→鶏肉、となる。ただ、鶏肉が低カロリーなのは事実なので、夜遅い時間に食べるのであれば鶏肉にする、などタイミングで決めるのもありだ。また、和牛とオージービーフを比べた際、味で見れば和牛に軍配が上がりがちだが、オージービーフの方が低脂肪、かつ、L-カルニチンが多く含まれる。

 そして、気をつけてほしいのはノンオイルドレッシング。ふつうのものより体に良さそうだが、ノンオイルドレッシングの方が糖分が多くなっていることが多々ある。脂質を抑える分、味わいを出すためにいろいろ加えざるをえないのかもしれない。せっかく野菜をたっぷり摂ったのに、そこでも糖質をたっぷり摂った、なんてことになったら悲しいではないか。いつも言うことだが、毎日良かれと思って摂っているものほど、中身をよくチェックしよう。

自分のやり方を貫きがちな男性こそ
「ヘルシー」を見直そう

 女性がいろんなお店にいったり、いろんな情報から気に入った部分を選び取るのと比べれば、男性は、比較的、自分が決めたやり方、食べ方を貫きやすい。だからこそ、その選択が間違っていたときには、ヘルシーさとは正反対の方向にいってしまいがちだ。健やかな心身のためには栄養バランスが命だとすれば、極端な食事法に危険がないとは言い切れない。まずは健康診断というひとつの成績表を目安に、自分のヘルシー度をはかり、自身のヘルシー習慣を見直してみてほしい。