経営 × ビジネスSNS

【新連載】
経営者に突きつけられた
「ワークスタイル変革」という課題

河合起季
【第1回】 2014年5月30日
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「企業」と「個人」が対等に戦う時代、
ビジネスのルールは変わった

 「最近、学生にも中途採用者にも人気のある新興企業の中には、マッサージルームやプールバーなどがあったりします。昔気質の大企業からすれば、そんな娯楽施設ごときで優秀な人材は集まらないと言いたいところでしょうが、時代は変わったんですね。

 また、グーグルなどが勤務時間の15~20%を自分の業務以外のことに使っていいという働き方を導入していますが、これについても管理しきれない、それをどう評価するんだと、見方は厳しい。これでは一歩も前に進みません。今では優秀な人材ほど、元気のあるベンチャー企業に転職して実力を発揮しています」(内山氏)

 ITの進化は、会社に勤めるのではなく、フリーランスとして働くというスタイルにも大きく貢献した。フリーランスにとって仕事をどう獲得するかは苦労のタネの1つだが、インターネット上で仕事を発注する企業と受注するフリーランスを結びつける「クラウドソーシング」サービスを提供する会社が登場している。

 システムエンジニアやデザイナー向けの仕事を比較的多く集めている「クラウドワークス」や、フォトグラファーの写真を、広告制作会社やデザイン会社などに販売仲介する投稿型ストックフォトサイト「PIXTA(ピクスタ)」などだ。

 定年退職者や主婦の利用も多く、一般的なアルバイトやパートに比べ、効率よく稼ぐ人が増えているようだ。PIXTAでは年間1000万円以上稼ぐスゴ腕の会社員も。実力さえあれば、自分で“働き方”を創造することが可能な時代になったというわけだ。

 フリーランスで成功する人が増えれば、企業が優秀な人材を確保することがますます難しくなるかもしれない。外部の人材活用やコラボレーションを促す柔軟な組織づくりもより求められるようになるだろう。(関連記事:「プロvsアマチュア 仕事の争奪戦が始まった! シニアの働き方もネットで大変革の時代」

 また、宮崎市に本社を構えるECサイト構築サービス企業の「アラタナ」は、通常言われるモバイルワークやテレワークとは、全く反対のことをしてのける。営業をすべて電話やメール、「スカイプ」などの通信手段で済ませることで、宮崎市内から一歩も出ずに全国の顧客と商談を進め、成立させている。

 「ネット時代に拠点はどこにあってもかまわない。むしろ移動時間のロスは商機を奪う」(同社の濱渦伸次社長)と言う。居場所にこだわらないテレワークとは逆に、「宮崎」という場所に居続けるためにテレワークを活用する例だ。働き方を変えると言っても、答えは1つではないのである。(関連記事:「対面営業はしない! 宮崎から動かずに全国の顧客と取引する、異色のIT開発企業――アラタナ・濱渦伸次社長に聞く」

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理論から実践まで「働き方改革」への挑戦

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人口減少による働き手の不足と経済・社会のグローバル化が、企業経営を取りまく大問題となっている。そのなかで、企業が競争優位性を築くためのキーワードとして浮上しているのが「ワークスタイル変革」だ。識者への取材や企業事例の紹介を通じて、すべての企業と働く人に問われている「働き方」の課題を明らかにしていく。

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