かの『源氏物語』にも蒜は登場します。

 第2帖「帚木《ははきぎ》」の前半に出てくる、「雨夜《あまよ》の品定め」

 梅雨時の夜に、光源氏を訪ねて来た仲間達と、どんな女性がいいだろう?という品定め話になり、それぞれが体験談を語ります。

にんにく丸揚げ
【材料】にんにく…1玉/お好みの味噌…適量/揚げ油…適量.
【作り方】 ①にんにくを180℃の油で5分程度、皮ごと揚げる。②油を切って皮を剥き、お好みの味噌を添える。

 その中で、式部丞が乞われて話したのが「蒜《ひる》食いの女」です。

 学者の娘で、非常に頭の良い女性に久しぶりに会いに行ったところ、「風邪気味で、極熱の薬草(=蒜)を食べたので、口が臭うためお会いできません」と断られた、と。

蛤のにんにく焼き
【材料】蛤(大)…2~4個/にんにく…1片/酒…適量/醤油…適量
【作り方】 ①にんにくをみじん切りにしてポリ袋に入れ、同量の酒と醤油を入れて、砂抜きして水気を切った蛤を入れ、3時間ほど漬けこむ(蛤の口が浸るように漬け汁の量を調整する)。②グリル、オーブン、蓋ができるフライパンなどで1を3分前後焼く。口が空いたら1のにんにくを取り出して蛤に乗せ、火からおろしていただく。