経営 X 人事
内定者フォローで学生を囲い込め!
【第1回】 2014年8月21日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

内定者フォローの本質は
「ミスマッチの軽減」にこそある

 学生側には大企業志向が強く、なるべく知名度の高い企業に入ろうと就活を進めます。

 もちろん企業はみなポテンシャルの高い学生を選ぼうとしますから、苦労する学生も出てきます。

 なかには「意中の(大)企業に入れなければ、就職はしない」という学生もいるようですが、多くはそうではなく、第一志望がダメなら第二志望、第三志望と、活動はより現実的になっていきます。そして、最終的に決まったのは、当初は考慮さえしていなかった企業、ということが少なくありません。

 毎年、就職を希望する大学生は40万人以上います。一方、大企業の新卒求人数の総計は、10万人には届きません。加えて言えば、大企業の中にも不人気企業が少なくありません。

 ということは、多くの学生がなにがしかのミスマッチ感を抱いて就活を終えることになるわけです。

あなたにとって今の会社は
熱烈に志望した会社でしたか?

 ここで、あなた自身の入社時について思い出してみてください。

 初めに就職した会社は、あなたにとって心の底から入社したいと願った会社だったでしょうか。

 「その通り」という人もいるでしょう。そして今なおその会社で熱意を持って働いている、というなら、本当に素晴らしいことです。

 もちろん、今でも強く志望した会社に内定をもらい、入社する学生もいるはずです。

 しかし、就職を希望する全学生のうち、その数はごく限られたものであるはずです。

 内定者フォローの本質であり、重要な役割の一つは、このミスマッチ感を入社前に少しでも軽減させ、モチベーションの高い状態で4月1日の入社に臨ませることです。

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


内定者フォローで学生を囲い込め!

景気の好転、企業収益の回復基調にあって、企業の採用意欲が復活している。新卒採用は、学生側からすると「就職難」から一転、「売り手市場」化した観もある。それだけに、大企業の秋採用開始を控えた今、内定者の囲い込みは、人事部門、採用担当にとっては例年にも増して重要な課題だろう。本連載では、内定者フォローの意義と、その手法について、解説する。

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