また、働きながら子育てをしている女性を集めて商品モニターになってもらい、「自分だったら子供にこんなものを食べさせたい」など、かんかんがくがく議論をする場も設けている。男性中心の商品部だけで開発すると見落としがちな「主婦の目」を確実に取り入れることが狙いだ。

 たばこやジュースのように、どこで買っても変わらない商品と違い、弁当に代表される中食に対する消費者の目は厳しく、しかも移り気。少しでも「おいしくない」と感じれば、すぐさま別のコンビニに浮気してしまう。

 だからこそコンビニ各社は、試行錯誤を繰り返しながらゴールなき中食の進化に取り組んでいるのである。


10兆円市場争奪戦
コンビニ超進化

 『週刊ダイヤモンド』9月6日号は「10兆円市場争奪戦 コンビニ超進化」。誕生から40年が経過、今や10兆円市場にまで成長しました。その進化は目を見張るものがあります。紹介した弁当(中食)のみならず、コーヒーやPB商品、情報端末、ついには宅配サービスまで。そこで今回の特集では、コンビニの進化を図解で分かりやすく解説、コンビニの今の姿を描きました。

 合わせて、過去最高ペースで出店しているコンビニですが、その陰でさまざまな“ひずみ”も生じているようです。コンビニ大手を中心にそ過去最高出店に潜む明暗についても詳しくレポートしました。

 普段、身近にあり親しみ深いコンビニですが、特集を読めば、また違った姿に見え、買い物も楽しめると思います。

 ぜひご一読ください。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 田島靖久)