原発事故、記録的台風でどん底に突き落とされても、
「過去最高売上」&「業界日本一」に!
わが社は「最強の組織」をつくる目的で、徹底的に「価値観を共有する作業」を行っています。
具体的にどんなことをしているのかと言えば……、
「朝一番、30分だけ、全社員に掃除をさせている」
のです。
増収増益の秘密が「掃除」にあったなんて、みなさんは信じられますか?
でも、本当のことです。
武蔵野では、この「朝一番の掃除」を「環境整備」と呼んでいます。
私が社長に就任した1989年に「約7億円」だった年商は、現在「約48億円」。「朝一番の掃除」を愚直に素直に繰り返し続けたことで、武蔵野は「超高収益体質」を手に入れたのです。
また、私はこれまで500社以上の中小企業を経営指導してきましたが、多くの企業が「環境整備」を実践しています。その結果、指導500社中100社が「過去最高益」を達成。13年連続で「倒産ゼロ」となりました。
株式会社シマ商会(福島県・島一樹社長)は、中古車や建設機械の買取、解体、販売などを手がける自動車リサイクル業者です。
本社の所在地が福島県南相馬市。東京電力福島第一原子力発電所から20.5kmのところに位置するシマ商会は、東日本大震災後、一時的に社員の域外避難を余儀なくされます。
しかし、避難勧告解除後1週間で働ける環境に戻し、被災わずか2年後に「過去最高売上」を達成しています。
山口県岩国市に本社がある自動車販売会社、株式会社ビッグモーター(兼重宏行社長)は、記録的台風(2005年9月6~7日)の影響により、展示車両が全滅。一瞬にして2億円の損害を受けてしまいます。
ところが「ビッグモーター」は、3日後には営業再開し、いまや中古車販売台数で「業界日本一」になりました。
「シマ商会」も「ビッグモーター」も、どうして、壊滅的な状態からはい上がることができたのか?
その唯一の解が、朝一番の掃除=「環境整備」にあるのです。