「週刊ダイヤモンドの特集････ですよね？」
今回の特集では取材先からとかく不審がられました。というのも、いつも小誌で扱っているような、企業の経営分析なり業界再編なり問題提起なり鋭い論陣なり――は、今回、この特集に限っては皆無なのですから。
なにしろデスクが厳命したコンセプトは「飛行機とホテルを利用するビジネスパーソンの視点に徹底的に立ち、とことん役立つ、そして面白い情報だけで構成すること」なのです。
その結果「超美人客室乗務員対決」「利用シーン別厳選東西ホテルグラビア」「機内食食い倒れレポート」「エアライン版深夜特急的体験ルポ」……。と、いったいどこの雑誌なのかと混乱するような見出しが、これでもかこれでもかと並んでおります。
しかも波打つシルクシーツの表紙。書店で手にとって「あれ？週刊ダイヤモンドを買おうとしてたんだけど」と棚に戻しかけたお客様、間違っていませんからどうぞそのままレジまでお持ちください。
エアラインもホテルも、働き盛りのビジネスパーソンが、最も頻繁にお世話になる業界でもあります。共に万人に開かれている“非日常世界”への入り口でもあり、共に、世界のサービス産業の中で最大の市場規模と波及効果を持つ産業です。
なのに、実は意外と知らないことも多い。なのに“ビジネスパーソンの知りたい情報”に特化した、ホテルとエアラインの情報媒体って無いんですよね。じつは。
無いのなら創るしかない。いや、創らなければならない、ということで、作りました。イロモノだけではもちろんありません。航空専門家数名と検討に検討を重ねた上で作成した「エアライン安全性評価」、「一万人が選ぶホテルとエアラインランキング」「誰も教えてくれなかった“マイル”の裏技」など、本誌ならではの、いますぐ役立つ情報も満載。はっきり言います。完全保存版です。
本誌敏腕美人（←嘘）女性記者4名が、全力で取材し、不眠不休で魂こめて編集作業にあたりました。ぜひ、書店でお買い求め下さい！
（『週刊ダイヤモンド編集部』 鈴木洋子）
