日本の大企業もイスラエルに投資すべき

――楽天はイスラエル企業を買収しましたね。

そう、楽天は起業家たちのモデルであるとともに、イスラエルへの投資という点では日本の大企業のモデルでもあります。新しい分野に進出しようとするときに、イスラエルの新技術に投資するのは良い選択肢です。アメリカの企業は積極的にイスラエル企業を買収し、R&Dの拠点を設けています。たとえばIBMは最近、トラスティアというイスラエル企業を買収し、サイバーセキュリティという新しい分野に進出しました。

アメリカの企業ばかりでなく、ヨーロッパの大企業であるフィリップスもブリティッシュテレコムも、イスラエルに進出して非常にうまくいっています。日本の大企業がイスラエルに出て、うまくいかないはずがありません。


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世界的不況の中でも経済成長を続けるイスラエル。世界的IT企業が買収したがるスタートアップ企業を輩出し、研究開発拠点や先進的な生産拠点が置かれるのはなぜか?建国の経緯、軍隊のあり方、産業政策などを取材と調査・分析により生き生きと描きだし、停滞する日本企業のイノベーションに多くの示唆を与える。

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