プラットホームとコンテンツの統合効果は大きい
A.もともとサブカルチャーと呼ばれていたアニメやマンガ、コンピューター系のメディアに強かったKADOKAWAと、ネットゲームで創業し着メロをヒットさせ、さらにニコニコ動画というプラットフォームを作ってサブカルチャー文化を広めてきたドワンゴは親和性が高いと判断したのでしょう。
KADOKAWAグループは広くコンテンツを押さえていますが、ネット上のメジャーなプラットフォームは保有していません。
一方、ドワンゴは国内がメインではあるものの、ニコニコ動画という大きなプラットフォームを持っています。また、技術力も非常に高くデータセンターの運用からアプリ開発まで高度なレベルでこなすことができます。
新たに開始する新サービス「ニコキャス」のプロトタイプを見せてもらったのですが、これはモバイル端末でのお手軽動画配信という世界的にニーズがあるサービスを大々的に展開することが可能なものです。
そこにKADOKAWAグループのコンテンツが加われば、その勢いをブースト(増幅)させることができるでしょう。