27歳の双子姉妹が故郷でかなえた夢

 例えば「少し新しい「イナカ」づくり 築100年の古民家を双子姉妹が宿にリノベーション!!」というプロジェクトでは若干27歳の双子姉妹が立ち上げお金以外に様々なものを得ましたケースをご紹介しましょう。

 双子の住む町は人口430名ほどの小さな集落である山梨県笛吹市芦川町。そこで過ごした双子姉妹が、「築100年の古民家をリノベーションする」(https://www.makuake.com/project/ashigawaplus/)というプロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトの立案者である妹の保要佳江さんは、田舎で育った反動で、「世界で仕事がしたい」と思いが強く、留学を経験しました。しかし「日本を変えられない人は世界を変える事などできない」と知人に言われたのをきっかけに、日本に目を向け始めるようになりました。

そして大学時代に、自分の出身地が限界集落と知り「村おこしをする!」と決意をしました。

 このプロジェクトは、時代に流されることなく日本の原風景がそのまま残っている芦川の築100年の古民家をリノベーションして、一棟丸貸しの古民家宿にするためのものです。受け継がれる伝統的な古民家に、ちょっと新しい「視点」を入れることで、より田舎が魅力的な空間になり、もっと身近な存在になることでより多くの人が訪れ、持続可能な魅力的な集落になるのではないかと保要さんは考えたようです。