子ども世代の常識は親世代の非常識⁉
正論が通じないのが親だと思え!
(2)の「正論よりも習慣を優先する」は、親には正論も理屈も通用しないということを肝に銘じておくことです。
「こうしたほうが便利」「こういうふうに置いたほうが効率的」などという、子ども世代が正しいと思うことは、ほとんど通用しないと心得ておきましょう。子どもから見てどんなに不便なことでも、親からしてみたら、過去何十年もそうやってきたという経験に裏打ちされたものです。
実家の主は親です。まずは親の習慣を優先して片づけることが大前提なのです。
最後の(3)「ゴール設定を共有する」は、実家の片づけを成功させるかそれとも失敗に終わるかをわける鍵にもなります。これができていないと、必ず「ケンカになる」「リバウンドする」「挫折する」ことになります。 それを避けるためには、まずあなた自身が「親が安心・安全・健康に暮せる家」が「きれいに、完璧に、スッキリ片づいている家ではない」ということを認識すること。
そして、「このままじゃ危ないから一緒に防災のことを考えて片づけよう」「健康で長生きしてほしいから、そのために片づけよう」ということを親世代に伝え、共通のゴールをめざすことが大切なのです。