インターネット利用者は全員
NHKに受信料を払えって、いくら何でも無茶な話だ
A.NHKのような公共放送は、公権力やスポンサーなどのいかなる干渉も受けない中立的で、かつ正確な情報を国民に発信し、そのための運営の財源として、視聴者から直接に受信者を徴収するという考え方で成り立っています。
しかし、それはかつて公共放送に拠らねば情報を広く発信するメディアが存在しなかった時代に考え出された方法です。
現在は、インターネットを利用して誰でもダイレクトに一次情報にアクセスすることが可能な時代です。
そのインターネットでアクセスできる情報のなかに、NHKの情報が必要不可欠か、と言えば、そんなことなないでしょう。
どうしてもネット上のNHKの動画を視聴したいという人がいるなら、その人が有料で視聴すれば良いのです。事実、現在すでに利用されている「NHKオンデマンド」は、一部を除き月額会費制になっています。見たい人はお金を払って見る。これならわかります。
しかし、そうではなく、日本国内に居住しているすべてのインターネット利用者から、受信料として料金を徴収するというのは、あまりに無茶な話だと思います。
それに、同じようにインターネットで視聴しても、海外に居住していれば受信料の徴収が不可能なので料金はかかりません。そもそも、テレビでもインターネットでもNHKは絶対に視聴しないという人も少なからず存在します。
「インターネットを利用している人は全員、NHKに受信料」といっても、簡単に進む話ではないでしょう。