ちなみに、会社でビジネスメール研修があると答えたのは全体の9%。「どうしたらいいのかなあ」と悩みながらも、会社での取り組みがないので、不安なままメールを使っている人が相当数に上るということがわかる。

「メールの書き方なんか、人のを見てればわかるだろ」とか、「本を読めば書いてあるだろ」と考えている経営層が多いのではないかと想像できる。ただ、相手から受け取ったメールを不快だと感じたことがある人のうち、「文章が曖昧」「文章が失礼」という理由がそれぞれ1位と2位で、ともに3割を超えているところを見ると、あまり企業側もこの問題を放置するわけにはいかないのではないだろうか。

 私自身、誰かにメールの書き方を教わったわけではない。人とやり取りをしていて、自分のメールがあまりにも適当だと思い知らされたり、いい書き方だなと思えば、「あ、この人の真似しよう」なんてこともあった。とりあえずは主旨を明確に、ということだけは気をつけているつもりだが、この調査を見て、励まされるというか、不安になってきた。……私のメールって大丈夫なんだろうか。

Facebook、LINEも
いきなり使うのはNG

 さて、最初の質問、「仕事で周囲とコミュニケーションをとるとき、主にどの手段を使っていますか」に今一度戻ってみよう。ファクスに続く5位以下はビジネス文書、テレビ会議、Facebookとなっている。昨年はどうだったかというと、Facebook、ビジネス文書、LINEという順番だった。

 ビジネス文書の割合はここ3年でほとんど変化がないのだが、テレビ会議がいきなり上位に食い込んでいる。昨年の調査の時点では、テレビ会議はその他の中にくくられていたようなので大躍進である。あまり実感できないのだが、もしかしてアッパークラスの人々は、テレビ会議を頻繁にしていたりするのだろうか。

 そしてSNS。Facebookの利用率は昨年から一気に7ポイントダウンの15%。2012年では25%を超えていたことから考えると、ブームに乗って始めたはいいが、「いいね!」するのに飽きてしまった人々の姿を想像してしまう。同じように、LINEも前年の12%から、今年は11%に微減。Skypeも前年より1%アップとほぼ変化はない。Facebookの急落が気になるが、それでも一定の人が利用し、またLINEやスカイプの使用者もあまり変化がないところを見ると、やっぱり楽だと感じている人がそれなりにいるのだろう。