しかし、それは行き過ぎてはいけないのだろう、と自戒とともに考えています。

 シンプルに問うなら、「仕事って、教えるもの・教わるものなのだろうか?」という疑問があるからです。といっても、職人の仕事のように「見ておぼえろ!」といって済ますこともできないでしょう。私たちの、企業での仕事はプロセスが複雑化し、細分化しているからです。

 そのような状況下で、私たちに可能な新入社員研修とは、自分で考える習慣をつけ、意見交換によって最適解を見つけることを知ってもらうことではないでしょうか。そのことを通して、「自分で食っていく覚悟」は自ずと芽生えるのではないか。ちょっと楽観的に過ぎるでしょうか?

 ともあれ、実際の研修を通して、検証してみたいと思います。


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