年初から習近平政権になってそうとう緊縮政策が敷かれたので、不動産関係は相当冷え込んでいる。その関係でエアコンなど家電は何割かマーケットが小さくなっている気がする。

 ただ、すべての面で経済が落ち込んでいるわけではない。中国でカバーできなければ、ほかの地域でカバーするという話だ。

──液晶製造はどうするのか。

 姫路市の工場の液晶パネルは大きな投資をして、真っ向から世界で戦うということは今後もない。建物、設備の償却がだいぶ進んできているので、特長を出せる。日立からきたエンジニアも優秀なので、短期的な心配はしていない。 

 一方で、どうやって何十年も生き残っていくのかについては、はまだ十分に考えられていないのが現状だ。医療用であったり、車載用であったり、小回りが利くようなかたちでまずはやっていきたい。

──15年度の上半期の手応えはどうか。

 第一四半期までは、想定の中では(業績が)低い方だったのは事実。住宅関連がすいぶん、消費増税の影響で落ち込んだが、あまり心配していない。心配なのは中国。住宅領域に近いエアコン、白物に影響がある。ちなみに日本地域は好調だ。

──1兆円の戦略投資について。今年度2000億円という方針に変わりはないか。

 戦略投資は前倒しでやっていこうと社内で話している。そうはいっても年度内にすべて使うのか、2000億円以内にとどまることになるのかはわからないが、できるだけ前倒ししていこうと。一番大きなところは車であるし、次は住宅だ。