ダイヤモンド編集部厳選 必読!今週のニュース3本Photo:Patricia Marroquin/gettyimages, PIXTA

メード・イン・ジャパンのAIサーバーを作る――。台湾電機メーカーの鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下のシャープが掲げた野心的なAIサーバー国産化構想に、半導体国策会社のラピダスが合流する見通しであることが、ダイヤモンド編集部の取材で明らかになりました。さらに、この計画には補助金が投入され、国家プロジェクトへと昇格する見込みです。世界のAI覇権競争で後れを取る日本にとって、この構想は起死回生の一手となるのでしょうか。AIサーバー国産化計画の全体像と、その裏にある日本側と鴻海側双方の思惑を解き明かします。『必読!今週のニュース3本』では、本記事に加え、『ニデック永守氏“電撃退場”も幕引き遠く』と『金融庁長官が地銀首脳に問う“持続可能性”』の3本を紹介します。(ダイヤモンド編集部)

【独自】鴻海シャープ「AIサーバー国産化」計画が判明!補助金を投入しラピダスも合流へ、日本AIの起死回生なるか…裏で鴻海が経産省と握った「覚悟の密約」

AI産業戦争 米中覇権に呑まれる日本

 メード・イン・ジャパンのAIサーバーを作る――。台湾電機メーカーの鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下のシャープが掲げた野心的なAIサーバー国産化構想に、半導体国策会社のラピダスが合流する見通しであることが、ダイヤモンド編集部の取材で明らかになった。さらに、この計画には補助金が投入され、国家プロジェクトへと昇格する見込みだ。世界のAI覇権競争で後れを取る日本にとって、この構想は起死回生の一手となるのか。特集『AI産業戦争 米中覇権に呑まれる日本』の#1では、AIサーバー国産化計画の全体像と、その裏にある日本側と鴻海側双方の思惑を解き明かす。 >>記事を読む

ニデック永守氏“電撃退場”も幕引き遠く、散らつく傀儡政権の影と自力再生を阻む「二大懸念」

永守ニデック 最終審判

 ニデック創業者の永守重信氏が電撃的に経営の一線から退いた。折しも、不適切会計問題を巡る第三者委員会の調査が大詰めに入っているタイミングだった。半世紀にわたりニデックを率いてきたカリスマ経営者は、なぜこの局面で突如として、表舞台から姿を消したのか。特集『永守ニデック 最終審判』の#3では、電撃退任の真相に迫る。この永守氏の決断は経営問題の幕引きを早めるどころか、むしろニデックの再生を難しくしかねない危うさをはらむ。本稿では、自力再生を阻む「二つの深刻な懸念」を明らかにする。 >>記事を読む

金融庁長官が地銀に直言「金利上昇局面で何も行動しなければ“負け組”になる」!首脳に問う“持続可能性”

総予測2026

 2025年は地域金融機関に焦点が当たる一年だった。地域のトップ行同士の経営統合をはじめ地銀再編が本格化。信用金庫や信用組合で相次いだ不祥事は、ガバナンス面の課題を浮き彫りにした。特集『総予測2026』の本稿では、金融庁の伊藤豊長官に、金融行政の課題と今後の対応を問うた。 >>記事を読む

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