冒頭で述べたように、内定者に辞退されるのは、企業にとってもっとも避けたいケース。だからこそ、内定辞退の連絡をした際に、就活生はすさまじい脅迫型のオワハラを受けてしまう。次に紹介しよう。

「内定辞退の電話をしたら、担当の人から『君がウチの内定を辞退したら、今後は君の大学から二度と学生を採用しない。それでも君は辞退するんだね?』と言われた。思わず口ごもってしまったが、それでも辞退した」

「内定を辞退しようとしたら、『そんなことが許されると思っているのか!』と怒鳴られた。怖かったけど、逆に『こんな会社には入らない』と思った」

 そして、ツイッター上でも、やはり脅迫型のオワハラ体験談が出ている。

「辞退の電話したらくそ怒られて今すぐ来いとか言われるて……友達みんな大変そう……」

「内定辞退に対してオワハラかけられてます」

 オワハラとは、本来内定者を囲い込んで他企業に流出させないために行われるもの。内定辞退を避けるための方策だ。しかし、その内定辞退が現実に起こった際も、企業は最後の抵抗となるオワハラをする。それも、もっとも卑劣な形で。だが、エピソードを見ればわかる通り、就活生に脅迫めいたオワハラを行うのは、百害あって一利なし。そんな仕打ちを受けて、辞退を取り消す人はいないだろう。

「オワハラ仕方なし」との声も?
企業側に同情する心理とは

 ここまでは、オワハラを否定的な目線で捉えてきた。筆者もその考えに変わりはない。ただ一方で、「オワハラが起きるのも仕方ない」という意見が少数ながらあることも事実だ。そして、そういった声は社会人から聞こえてくる。たとえばツイッターでは、こんなコメントがあった。

「オワハラというか就職後ろ倒しについてニュースでやってるけれど、そりゃこんなことしてたらオワハラに走らざるを得んわなと今更ながらに。大企業の方が遅れて求人をかけてんだぜ!?」