エンジニアじゃないからこそ、ITを使えるように
いまや仕事をする誰もがITにどっぷりと漬かっているし、ITのよし悪しが仕事の能率や達成度を決める時代になりました。
かと言って、エンジニアじゃない人が、いまさらプログラミングの勉強を始めるのもナンセンスでしょう。ITを作れる人は大勢います。そういう人を連れてくればいい。
そうではなくて、あなたの会社に必要なのは、会社にとって必要なITを考えられる人。ITについて判断を下せる人です。
ITは、現代人にとっての自動車みたいなものだと思ってください。
ほとんどの人は自動車を一から組み上げることなんてできません。最新の自動車テクノロジーを熟知しているわけでもありません。
それでも自分で運転できた方が便利だし、エンジンの原理ぐらいは知っていたほうが、何かあった時に専門家のアドバイスも頭に入りやすいでしょう。アドバイスをもとに、修理すべきか廃車にして新しいクルマを買ったほうがいいのか、自分の頭で考えられるようになります。
それが大事なことなのです。
これからこの連載で、「ITエンジニアじゃない人に向けた、ITを会社の武器にする方法」をお話していきます。しばらくのご贔屓に。