出張の少しの間の時間も無駄にせず大宰府天満宮へ。グローバルの架け橋としてソーシャルチェンジの実現を祈念!

 シャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の下で再建が決まり、東芝の白物家電事業が中国家電大手・美的集団に売却が決まったことを受け、メディアは「白物家電 アジア系企業に屈す」と報じていた。

 日本人の筆者からしても悔しいことだが、日本の「仕事後進国」の改善にこそ着手していかないと、シャープや東芝のようなケースがこれから続いていく懸念を拭い切れない。日本企業がイノベーションを生み出せない一番の大きな弊害は、意見やアイディアが磨かれない環境だ。マイナス評価や意見をすると嫌われてしまう環境では、多くのアイディアの種は埋もれていることだろう。読者諸氏も何度となく、言葉を飲み込んできたはずだ。

日本の従来型である「1人の絶対的なリーダーがいて全責任を取る」環境にも、問題アリだろう。あらゆる異なる意見を受け入れる環境では、メンバー全員がリーダーシップを発揮する「メンバーのリーダーシップの総和で業務を推進する協業」こそが、新しい価値観を生む。結果として、業務を効率的に効果的に時間短縮し、推進し、インパクトとイノベーションを生み出してゆく。

 とにかく日本にとっては、意見やアイディアの芽を発言しやすい環境へとスイッチを切り替えるための模索が急務であろう。

個々人が職人芸で働くのではなく
チーム・組織で効率化を図れ

今月発表された最新版「世界人材競争力指数」で日本は19位、シンガポールは2位。そのシンガポールですら将来のリーダー不足が懸念されている。日本も本気で変革する必要がある

日本では、なんでもできて、誰よりも長く一所懸命に仕事する人が偉いと思われることが多い。かつて筆者も、日本からシンガポールに渡ったばかりのころ、なんでも1人でこなせるスーパービジネスマンを目指し、1人で仕事を抱えて、こっそりサービス残業の日々を過ごしていた時期がある。

 その経緯は、連載第5回「日本の「残業代ゼロ論争」にモノ申す!(上)」などで詳細を何度か書いたので割愛するが、当時の筆者の「自分でなんでもするスーパービジネスマン」思想が、海外では「仕事ができない思想」になってしまったことがある。

 つまり海外では、他の人を信じて仕事を任せられない人は、「逆に信頼されていない人」と評価される。信頼しないのであれば、結局は誰からも信頼されなくなってしまう。