美容のためのコラーゲンで
太ってしまったOさん

「美容のために」とコラーゲンの粉末をコーヒーに入れたり、食事にふりかけたり、またドリンクタイプのものを飲んでみたりと毎日頻繁にコラーゲンをとり入れていたOさん。その結果太ってしまったそうです。

 それもそのはず、コラーゲンはタンパク質の一種なので摂り過ぎればカロリー過多につながります。また酵素ドリンクと同様にコラーゲンドリンクやゼリータイプのものには、美味しくするために甘味を加えているものが多いので、糖分も一緒に摂取していることになります。

 そして残念ながら、コラーゲンを摂り入れても、そのままコラーゲンとして補給されるわけではありません。先にもお伝えしたようにコラーゲンはタンパク質の一種なので、摂り入れると体内で分解されてアミノ酸になります。その人が、そもそもタンパク質が足りていなければ、肌に行く前に他の部分で使われてしまうのです。お肌のためにと考えるのであれば、まずは毎日の食事で肉や魚などのタンパク質を摂取するのをおすすめします。

栄養不足を気にして
マルチビタミンを摂取しているTさん

 栄養素はチームで働いているので、様々な栄養素が摂取できるマルチビタミンのサプリメントを選んでいるところはよいのですが、管理栄養士の立場からはやはり食事からの栄養摂取を基本にしてほしいところです。というのも、日本のサプリメントは玉石混交だから。健康のためにと飲んでいるサプリメントも、その8割は添加物だった!ということもありうるのです。

 サプリメントを作るためには、固めるための凝固剤や保存性をよくするための保存料などの添加物が欠かせません。原材料名をチェックしてみて「セルロース、乳糖、果糖」などの文字が先頭に来ていたら要注意です。原材料名は多く使われているものから表示されています。

 添加物を多く摂れば、肝臓に負担がかかり代謝が悪くなり、健康どころではなくなってしまいます。また、サプリメントは過剰摂取によって健康を害する場合もあるので、そのあたりも注意が必要です。基本は食事をベースにサプリメントは「補うもの」として考えていただきたいというのが私の立場です。