成果を上げた優秀なプレイヤーが、マネジャーになり、部下を持ち始めるとぶつかる壁――「どうして、自分と同じ情熱を部下が持てないのだろう。どうしたら、安心して仕事を任せられるのか?」
こうしたことは、企業内のマネジャーだけでなく、中小企業の社長にも言えること。その悩みを解消するのが、今回紹介する『新1分間リーダーシップ』だ。紹介者は『1冊20分、読まずに「わかる!」すごい読書術』を上梓したばかりの渡邊康弘氏。年間500冊以上のビジネス洋書を読破するという渡邊氏は、『新1分間リーダーシップ』をどう読んだのだろうか?

成果を上げるリーダーはなぜ状況に<br />合わせられるのか?

フォーチュン1000の優良企業が採用した
リーダーシップ論

『新1分間リーダーシップ』は、30年間にわたり読み継がれ、世界で数百万人のリーダーを育ててきた名著『1分間リーダーシップ』の新版です。イタリア最大の食品メーカーのバリラをはじめ、シェル石油、エリクソンといった優良企業に導入されてきました。導入した結果、社内の活躍するリーダー像が変わり、急成長へとつながったのです。

 それでは、連載第1回の『新1分間マネジャー』の続編、『新1分間リーダーシップ』の内容を見ていきましょう。