コロナ禍を乗り切るために「自己肯定感」を上げる習慣とは心を亡くすと書いて「忙しい」という字になるように、人は忙しすぎると心にマイナスの感情が増える(写真はイメ―ジです) Photo:PIXTA

長期化するコロナ禍で先行き不透明な日々が続き、精神的に不安定になっている人が増えている昨今。想定外の影響によって、自分の未来に不安を感じるのは当然のことでしょう。しかし、この危機的状況を乗り切るためには、自分に自信を持つこと、「自己肯定感」を高めるスキルが不可欠です。そこで今回は、心理カウンセラー・植西 聰氏の著書『自己肯定感を育てるたった1つの習慣』(青春出版社)から、自己肯定感を高めるために日頃からできる習慣を紹介します。

「忙しい方が落ち着く」は要注意

 自己肯定感を上げる、自信を持つというと、メンタルの問題がほとんどであって生活習慣はあまり関係がないように思う人が多いかもしれませんが、実はそうとも限りません。

 心を亡くすと書いて「忙しい」という字になるように、人は忙しすぎると心にマイナスの感情が増えるのです。また、忙しい毎日を続けていると、体にも負担をかけることになります。毎日、朝から晩まで予定がいっぱいというような暮らしを続けているなら、ライフスタイルを見直して、心も体もホッとできる時間を増やすことが大切です。

 例えば、1日の終わりにゆっくりお風呂につかると決めるだけでもいいのです。そうすることで、心の状態をマイナスからプラスへと変えていくことができます。