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人材は「人財」とも言い換えられるように、企業の成長にとって最も大切な経営資源の一つである。しかし、労働人口の減少が象徴するように、人手不足、とりわけ優秀な人材の確保に苦心している企業が増えている。そのような現状を打破するカギとは?

在庫を抱える売り手と買い手が匿名で取引できる「M−マッチングシステム」を開発したマッチングワールド。ゲーム業界を中心に活発な取引が行われているが、今春からインバウンド旅行者向けの情報発信と地方の名産品を販売するサイトを新たに構築。「誘客」と「物販」を通じて地方創生に貢献できるシステムをスタートさせようとしている。

日本のものづくり企業のIoT活用の可能性について早くから言及し、「つながる工場」の実現に向け、産学連携組織「インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ」の設立にも尽力した、法政大学教授の西岡靖之氏。昨今のIoT、AIブームを分析するともに、日本の製造業が目指すべきIoT活用と新たな課題などについて語った。

「県外企業立地件数」全国第1位の茨城県。高速道路や港湾、空港といった広域交通ネットワークなど事業環境の充実に力を入れ、県税の課税免除や県独自の企業立地補助金など優遇制度の充実に努めている。現在注力しているのは、首都圏からの本社機能の誘致。圏央道の開通によってますます充実する茨城県のポテンシャルを探った。

前編では、バーチャルリアリティ(VR)の価値は「いかに本物を超えるフェイクを実現するか」だと語った東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬通孝教授。しかも本物を超えるための重要な観点が「時間軸のコントロール」と言うが、もう一つ教授の中では重要なポイントがある。それが心理学との融合であり「行動誘発」の研究だ。これまでに関わりのなかった分野との連携で続々と生まれる実用化の新領域。後編では最新のVR活用プロジェクトを明らかにする。

コマツは、世界各地にその製品とサービスを迅速に提供するため、「グローバル生産戦略」を提唱する。これを実現するため、同社は各工場が担っていた調達機能を本社に集約し、部品表や品質検査の基準などを統一。IoT技術やパブリッククラウド型購買サービスを活用することで、品質の改善や稼働率の向上、コストの削減も実現している。その全貌が日本オラクル主催のセミナーで語られた。

工場や倉庫はもちろん、店舗やスポーツ施設のような身近な建物にも「システム建築」が増えている。その大きな理由は短工期・低コストだ。ビジネスチャンスを逃さず、高い費用対効果が得られるシステム建築は、建築市場のデファクトスタンダード(事実上の標準)となりつつある。


今や多くの人にとって、なくてはならないコミュニケーションのインフラとなっているLINE。LINEの登場によって、個人間のやり取りだけでなく、企業対個人のコミュニケーションにも変化が起きている。

サインポストがディープラーニング技術を応用してレジレス化を実現した「スーパーワンダーレジ」。そのテストマーケティングが遂にスタートした。レジ待ち時間の短縮に加え、店舗経営で深刻化する人手不足の有効なソリューションとして大きな期待を集めている。

東京都昭島市に本社・工場を置く「日本電子」は、最先端の技術を武器に高いシェアを取り、「クライオ電子顕微鏡」の製品化で世界中の科学者から圧倒的な信頼を得ている。「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」にも選ばれている同社の栗原権右衛門社長が、成功の秘訣と戦略を語った。

中堅・中小企業でも世界に通用する技術力を持ち、グローバルに通用するブランドを確立した日本企業も少なくない。こうしたグローバルブランド企業の動向について、経営組織、経営戦略に詳しい、一橋大学の沼上幹副学長に聞いた。

2020年に向け、ますます増加が見込まれている訪日外国人。2017年度のTOEIC®セミナーでは、ホテルや旅行業界などホスピタリティ現場ではどのように“おもてなし英語対応力”を育成しているのかをテーマに、各企業が事例発表を行った。

国内企業におけるビジネスのグローバル展開が加速している。そうした中、企業は日本と海外の間のビジネスカルチャーの違いをはじめ、様々な課題に突き当たることになる。企業はどのような施策によって問題を解消すべきで、経営者にはいかなるマインドセットが求められるか。また、現在、企業にとっての喫緊のテーマとなっているデジタル変革の推進は、そうした課題の解決に寄与するのか――。日本企業に向けてビジネスのグローバル化や持続的な成長のための提言と戦略立案から実行まで一貫した支援を行うデロイト トーマツ コンサルティングにあって、主にファイナンス領域で顧客企業の業務改革支援に当たる中村吉信氏、伊藤研一氏と、日本オラクルの桐生卓氏が語り合った。
![[エグゼクティブ・インタビュー] デロイト トーマツ コンサルティング×日本オラクル果断な投資によるデジタル変革の推進がビジネスのグローバル化に向けてのカギ](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/e/240wm/img_8e9b70684f2d4459148b90dac3e6909036434.jpg)
巨大な市場規模を持つ中国。親日的といわれる台湾。EC(Eコマース)で海外進出を目論むとすれば、漢字文化圏で距離も近い二つのエリアは参入しやすそうに映る。だが、日本流にネットショップに品物を並べるだけでは成功は望めない。まず必要なのは、マーケットを知ることである。キーワードはSNSだ。


2017年11月上旬、訪日外国人に対する接客サービスの向上、おもてなしの精神の醸成をキーワードにした「TOEIC® セミナー」が虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された。主催したのは「TOEIC® Program」の実施と運営で知られる一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)。前号に引き続き、インバウンド業界の現場における、英語対応力の向上についての事例発表を報告する。

第165回
大手監査法人、トーマツが千葉市の海浜幕張副都心エリアに「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター(AIDC)」を2017年12月1日に開所。同社がここで取り組む「監査イノベーション」について、レポートする。

今や大企業であっても"寄らば大樹"の時代ではなくなっている。ITの普及に伴うデジタルデバイスやAI技術の進化、加速するグローバル化、働き方改革の推進など、世の中の環境が大きく様変わりしている中、親世代の古い感覚で「いい会社」を息子・娘に勧めることは逆にリスクが高いともいえる。では今、子ども世代にとって本当にいい就職先とは何か? 「いい会社」の条件を再確認した上で、キラリと光る優良企業を紹介したい。

京都府向日市に本社を置くプリントパックは、印刷通販の最大手。業界の常識を打ち破る低価格で高品質のサービスを展開、急成長を遂げている。「誰もが気軽に印刷物を」という創業者の情熱を具現化した同社は、「世の中のために尽くし、貢献し続ける」企業を目指している。
