「データサイエンティスト」という職業が注目を集めてから10年以上がたった。だが、この職種の知名度こそ向上したものの、具体的な仕事内容は依然としてベールに包まれたままだ。データサイエンティストとは何者か。日々どんな仕事に取り組み、何を考えているのか。マッキンゼー・アンド・カンパニーに所属し、日米で豊富な経験を積んできた現役データサイエンティストの工藤卓哉氏が、知られざる業務の一端と、仕事で直面した日本企業の課題を明らかにしていく。