国語ではなく算数で考えることが問題解決の近道
出口治明
マスコミの記事で気になるのが、国語での議論が先行し算数での議論が欠けていることだ。つまり、主張の根拠となる具体的な数字やデータを伝えず論じ…
2011.11.22
東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。
出口治明
マスコミの記事で気になるのが、国語での議論が先行し算数での議論が欠けていることだ。つまり、主張の根拠となる具体的な数字やデータを伝えず論じ…
2011.11.22
出口治明
多額の損失隠しが発覚したオリンパス。この問題の発覚は、ウッドフォード元社長が突然解任されたことがきっかだ。この問題は、同質性をもとめる日本…
2011.11.15
出口治明
TPP交渉への参加問題が大きな話題となっているが、反対派の意見をつぶさに検証してみると大半が根拠に乏しいことは明らかだ。交渉への参加は実益…
2011.11.8
出口治明
TPP反対派の意見で必ず出てくるのが、「食料自給率の低下」であるが、これははたして大きな問題だろうか。食料安保の問題の一環にするにしても、…
2011.11.1
出口治明
少子高齢化の日本では、中長期的な国の発展にとって教育の重要性はますます高まるであろう。その中で中学・高校は一貫教育の6年を義務教育として、…
2011.10.25
出口治明
わが国の教育については、まさに百家争鳴。「ゆとり教育の弊害」を声高に叫ぶ人もいれば、「教育の格差」に焦点を当てる人もいる。多くの深刻な問題…
2011.10.18
出口治明
先日の鉢呂前経産相の「死の町」発言は軽率の極みだが、それをまるで「言葉狩り」のように一斉に糾弾したマスコミの姿勢にも違和感がある。事実を正…
2011.10.4
出口治明
今年の国勢調査で、初めて単独世帯(一人暮らし)の割合が3割を超えた。かつての「4人家族」が基本であった時代は遠い昔の話である。しかし、いま…
2011.9.27
出口治明
急激な円高が進行するなか、メディアも財界も政界もこぞって、円高是正を叫んでいる。しかし、そもそも自国通貨の価値が上がることは好ましいことで…
2011.9.13
出口治明
菅内閣の総辞職を受けて、9月2日に発足した野田新内閣は、支持率等を見ると、一先ず順調なスタートを切ったと言えるだろう。世論調査の結果に照ら…
2011.9.6
出口治明
「失われた10年」もしくは「15年」と言われる。だが実際何が失われたのか、総括がされてこなかったのではないだろうか。それは国の責任なのか企…
2011.8.30
出口治明
菅首相が退陣を明言し、民主党代表選は月内にも行われる見通しとなった。代表選で先行する野田財務相は、自民・公明両党との大連立を目指す考えを明…
2011.8.17
少子化の原因を最近の若い世代の意識の変化に求める声があるが、それは完全な間違いである。国の政策に問題があり、産みたくても産めない不幸な社会…
2011.8.9
出口治明
日本で若者の所得が低い原因は、俗にフリーターと呼ばれる非正規雇用労働者の存在にあると言われている。この問題を解決する一番の早道は、若者を家…
2011.8.2
出口治明
税改革について論じた前回に続き、今回は社会保障改革について私見を述べる。そもそも社会保障は社会的弱者を救済するためのものである。現代におけ…
2011.7.26
出口治明
増税が不人気の政策であることは百も承知だが、わが国の財政状況を見ると、消費税の増税は避けて通れない。それでも俗説を持ち出して増税を阻止しよ…
2011.7.12
出口治明
東京大学が、入試は変えずに入学時期を春から秋に移行させる検討に入った。秋入学は、まさに大学国際化の切り札である。一方で、大学の国際競争力は…
2011.7.5
出口治明
復興構想会議は、6月25日、4章から成る「復興への提言」を最終決定し、首相に答申した。内容はコンセプションとしては十分及第点が与えられる。…
2011.6.28
出口治明
復興のグランドデザインは、具体策が曖昧なままである。これでは絵に描いた餅になりかねない。復興資金の調達については、人や企業が動きやすくする…
2011.6.21
出口治明
政治の歪みの根源となっているのは1票の格差である。と同時に選挙制度の改革が必須である。では、どのような選挙制度が望ましいか。それは、衆院は…
2011.6.14