
第35回・最終回
不機嫌な職場を世代間ギャップのせいにするな!「なぜ?」を問い続ける“問題掘り下げ力”の真骨頂
渡部 幹
不機嫌な職場の増加を世代間ギャップのせいにする論調が目立つが、本当は各世代が生きてきた時代の違いにまで問題意識を掘り下げ、解決策を練るべき…
2014.1.22
職場で「不快感」を訴える社員が急増している。成果主義的な評価制度を導入する企業が増えたことにより、チームワークよりも自分の業績を重視する社員が増え、「ギスギス職場」が生まれているからだ。一方で、年功序列と終身雇用が崩壊しつつある職場では、職場の「世代間ギャップ」もかつてなく広がっている。こうした職場は結束やコミュニケーションを失い、社員の不快感は増していく。職場の不快感を取り除くには、制度的な「仕組み」を導入するだけでは不十分だ。部下1人1の「心」に効く、メンタル・マネジメントの方法論を上司が体系的に理解しておく必要がある。この連載では、日本の職場で起こりがちな「不快感」の臨床例を毎回わかりやすく紹介し、それを解決するメンタル・マネジメントの方法論を、社会心理学的な視点を織り交ぜながら、詳しく解説していく。
第35回・最終回
渡部 幹
不機嫌な職場の増加を世代間ギャップのせいにする論調が目立つが、本当は各世代が生きてきた時代の違いにまで問題意識を掘り下げ、解決策を練るべき…
2014.1.22
第34回
渡部 幹
『半沢直樹』はなぜこれほどまでに支持されるのか。筆者はゲーム理論や神経科学の見地から、主人公のキャラクター設定に興味深い点を見出している。…
2014.1.8
第33回
渡部 幹
筆者が研究している「ニューロビジネス」という分野は、消費者の購買決定の際の脳の働きから、どんな宣伝が効果的かを分析するもので、実際のビジネ…
2013.11.27
第32回
渡部 幹
小学生でも英語、マレー語、中国語、タミル語を自由に話せる――。これが多言語文化圏であるマレーシアの現実だ。日本人が「国際的コミュ力」を身に…
2013.11.13
第31回
渡部 幹
イギリスから赴任してきた筆者の同僚がマレーシアで日本車を購入したところ、あまりにもルーズな顧客対応に振り回されたと聞いた。確かにマレーシア…
2013.10.30
第30回
渡部 幹
マレーシアのフォーラムに参加したときに感じたのは、ASEAN諸国の中国に対する警戒心だった。しかしミクロの面で見れば、中国人のネットワーク…
2013.10.16
第29回
渡部 幹
真のグローバル人材と呼べる人は、日本にはまだ少ない気がする。ビジネス英会話を習得することだけがグローバル人材の条件ではない。米国や英国の言…
2013.10.2
第28回
渡部 幹
現在、マレーシアに赴任している筆者が研究しているのが、脳のミクログリア細胞が経済行動に及ぼす影響についてだ。これは、新しい研究分野であるニ…
2013.9.18
第27回
渡部 幹
先月、マレーシアに赴任したばかりの筆者は、ビジネスにおける「文化の違い」には驚かされた。在庫がない掃除機を展示し続けるスーパー、水漏れ対応…
2013.9.4
第26回
渡部 幹
かつて米国大学院に留学した筆者は、英語が堪能ではなかったこともあり、成績が低迷、一時は退学寸前まで追い込まれた。しかし、よき理解者となって…
2013.7.31
第25回
渡部 幹
周囲が判断する社員のパーソナリティは、実はあまりアテにならない。職場を離れたその社員の素の顔を垣間見る機会が、今の日本企業では減っているか…
2013.7.17
第24回
渡部 幹
仕事上でもプライベートでも話ができる友人は、職場で強力な武器になる。しかし、つながりが強すぎるとむしろ逆効果になりかねない。強いつながりか…
2013.7.3
第23回
渡部 幹
職場を離れるときに不満をブチまける人と、最後まで周囲との関係に気を遣う人がいる。辞めるときにこそ、その人の本性が出るものだ。「評判重視社会…
2013.6.19
第22回
渡部 幹
ある中堅企業の管理職は、退職する派遣社員の引き継ぎ業務を見て、仰天した。彼女の仕事の質量が、正社員の仕事の3倍に匹敵するほど高いものだった…
2013.5.22
第21回
渡部 幹
村上春樹氏が新作を出版し、発売わずか1週間ほどで100万部を突破する人気を博している。だが、氏の作品に描かれる主人公にはある種の「時代遅れ…
2013.5.8
第20回
渡部 幹
できるだけ面倒な業務はやりたくないという、無責任な社員が増えている。しかし、一概に彼らを批判することもできない。今は、仕事から学ぶ意義を見…
2013.4.24
第19回
渡部 幹
成果主義の失敗で不機嫌な職場が蔓延し、孤立主義の社員が増加するなか、多くの日本企業は新卒採用の際に「コミュ力」を重視するようになった。しか…
2013.4.10
第18回
渡部 幹
1人ぼっちで行動するほうが落ち着くという「ぼっち社員」が増えている。興味深いのは、彼らの多くが集団で行動する人たちを「キモイ」と思っている…
2013.3.27
第17回
渡部 幹
来日しているカナダ・マギル大学のヘンリー・ミンツバーグ教授のワークショップやインタビューに、参加する機会を得た。彼が唱えていたのは、米国流…
2013.2.20
第16回
渡部 幹
安倍政権が掲げるリフレ政策への注目が高まる一方、日銀の意思決定に対して疑問が唱えられている。社会心理学の見地から見ると、かつてケネディ大統…
2013.2.6