『PEAK PERFORMANCE 最強の成長術』で学べる
「最強の成長術」とは?
この数年間、ぼくたちは幅広い分野で好成績を維持する人々が、何を実践しているかを調べる機会に恵まれた。
そして、最高のコンディションを維持して自身の分野でトップに君臨する人々を研究し、インタビューし、場合によっては一緒に働く機会にも恵まれた。
調べるうちに、彼らの仕事の流儀が驚くほど似ていることがわかった。
オリンピックを目指すアスリートであれ、まったく新しい数学理論を打ち立てようとする学者であれ、傑作を生みだす芸術家であれ、健康を維持しながら長く活躍し続ける人たちには、共通する原則があったのだ。
どの原則も、安全で合法かつ道徳的で時の試練に耐えたものばかり。なおかつ歴史に残る偉大な人々が実践してきたことでもある。
それらが今、最新科学によってなぜ効果があるのかが明らかになった。科学的に解明されたことで、誰でもこれらの原則を実践できるようになったのだ。
本書では、これらの原則を徹底的に追究し、エピソードと科学的根拠をまじえて説明する。きちんと根拠を挙げて具体的で実践的な方法を提供するので、読者にはぜひとも実践して役立ててほしい。
パフォーマンスの科学とその手法への理解を深めるなかで、ぼくたちは従来から閉鎖的だった分野同士を関連づける必要があることに気づいた。これまで見落とされてきたこれらの関連性を見直すことで、パフォーマンスに関する強力な洞察が浮かび上がってくるからだ。
イノベーションに造詣が深い作家のエリック・ワイナーの言葉を借りると、突破口が開くのはこんなときだ。
「人が自分の分野には絶対的な決まりはないことに気づき、さまざまな可能性に心を開いたときだ。〇〇は他のやり方でもできると気づくとき、または△△を試せないかと考えるとき、あなたの前にはあらゆる方向性が開く」
このことを念頭に本書では、芸術家はアスリートから、知識人は芸術家から、そしてアスリートは知識人から何を学べるかを突き止めた。
その結果、たとえばこんなことがわかった。
難解で複雑な問題が解けるようになりたければ、ウエイトリフティングのトレーニングからヒントが得られる。なぜなら、世界有数の知識人と世界トップレベルのパワーリフティングの選手は、同じようなプロセスを経て成長するからだ。
また、本番前に行うお決まりの所作、すなわち「ルーティン」と「環境」がわれわれに与える影響も調べた。一流アスリート、芸術家、講演家が本番前に行うルーティンが良く似ているのはなぜか、ついでに効果が高いのはなぜかも説明する。
さらに、ファッションについても書いている。アルバート・アインシュタインのような歴史に残る天才も、マーク・ザッカーバーグのような今日の天才も、皆ファッションに無頓着だということに着目し、その理由を科学的に説明する。
他にも、偉業を達成したあと──たとえば名画を描きあげたとき、小説が入賞したとき、スポーツで記録を破ったときなど──それを達成した人はよく、自分を超越する何か、たとえば家族、神、未知の力などのおかげだといって感謝の言葉を述べるが、本書ではその理由についても追究する。
ぼくたちの意図がきちんと伝われば、読者はこの本を読み終わる頃には、次のことを理解できているはずだ。
・成長や発達を決める科学的な法則
・最高のパフォーマンスを発揮したり、1日の生産性を上げるための原則
・「目的」に隠されたパフォーマンスを上げる効果
とはいえ、一番重要なことは、あなたの仕事や活動にこれらのコンセプトをあてはめることだ。この本で学んだことをぜひ実践し、役立ててほしい
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