相川俊英

ジャーナリスト

1956年群馬県生まれ。放送記者を経て、1992年にフリージャーナリストに。地方自治体の取材で全国を歩き回る。97年から『週刊ダイヤモンド』記者となり、99年からテレビの報道番組『サンデープロジェクト』の特集担当レポーター。主な著書に『長野オリンピック騒動記』など。

第114回
全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光
相川俊英
今、話題の公立図書館がある。業界から異端視されている福島県矢祭町の「矢祭もったいない図書館」だ。この図書館、町が行財政改革を徹底するなかで、全国各地からの寄贈本のみに頼り、しかも住民主体で運営されているという変わり種である。
全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光
第113回
力わざだけでは猛威をふるう土砂災害に勝てない!真の防災対策は悲鳴を上げる「森林の再生」にあり
相川俊英
日本列島で台風や集中豪雨に伴う大規模な土砂災害が頻発しており、国はソフトとハードの両面での対策を講じ、防災・減災を懸命に進めている。だが、日本の土砂災害対策には重要な視点が抜け落ちているように思えてならない。荒れ果てた森林の再生である。
力わざだけでは猛威をふるう土砂災害に勝てない!真の防災対策は悲鳴を上げる「森林の再生」にあり
第112回
過疎が進む故郷で若者と高齢者を同時に活性化 美波町に真の地方創生策を示した若きIT実業家
相川俊英
都内でIT企業を営む若手実業家が、故郷の徳島県美波町に新風を吹き込んでいる。過疎化が進む故郷に貢献したいとサテライトオフィスを構えたところ、移住した若者と地元の高齢者が共に活性化しているのだ。そこには、真の地方創生策のヒントがある。
過疎が進む故郷で若者と高齢者を同時に活性化 美波町に真の地方創生策を示した若きIT実業家
第111回
議員定数を撤廃し、成果主義による報酬に! お粗末な地方議会を変える新制度の提案
相川俊英
先日、愛知県豊明市議会で興味深い出来事があった。なんと、現行の議員定数を削減する議案と増員する議案の採決が同時に行なわれたのだ。背景には、関係者の思惑が複雑に関わっている。地方議員の定数と報酬には、どんな「正解」があるのか。
議員定数を撤廃し、成果主義による報酬に! お粗末な地方議会を変える新制度の提案
第110回
「トップの汚職地帯」で虎の尾を踏み? 再選ならずかすみがうら前市長が危ぶむ行財政改革の遠い夜明け
相川俊英
茨城県かすみがうら市で7月中旬に投開票された市長選挙では、現職の改革派市長が僅差で敗れ、前市長が返り咲いた。行財政改革の行方を危ぶむ声も聞こえるなか、「トップの汚職地帯」とまで揶揄された同市の暗闘の歴史を振り返る。
「トップの汚職地帯」で虎の尾を踏み? 再選ならずかすみがうら前市長が危ぶむ行財政改革の遠い夜明け
第109回
政務活動費のでたらめが横行する地方議会に一筋の光 選挙公営制度の闇に独りで切り込む「豊川の異端児」
相川俊英
地方議員による政務活動費のでたらめな使い方が表面化している。なかには、選挙運動の平等を目指すことを目的とした選挙公営制度に、疑惑が募るケースもある。今回は、制度の闇に独りで切り込む愛知県豊川市の「異端児市議」を紹介しよう。
政務活動費のでたらめが横行する地方議会に一筋の光 選挙公営制度の闇に独りで切り込む「豊川の異端児」
第108回
あなたのまちの「トンデモ議員」を炙り出せ!地方議会の9月定例会を、楽しく有意義に傍聴する法
相川俊英
この夏、日本中を騒がせた話題の1つが、地方議員の不祥事だ。あなたの町にもトンデモ議員はいないだろうか。全国各地で一斉に始まる地方議会の9月定例会は、住民が議会と議員を評価する絶好のチャンスだ。どんな点に注目して傍聴すべきか。
あなたのまちの「トンデモ議員」を炙り出せ!地方議会の9月定例会を、楽しく有意義に傍聴する法
第107回
議会での質問を援助するサービスなど本当に必要か?議論乏しき議会を変えるか、佐久の政治塾「真選組」
相川俊英
地方議員の不祥事報道が増えているが、自分で質問原稿を書けないという情けない議員も少なくない。議員のために、議会での質問をサポートする有料サービスまで出回っている。そんな議論乏しき議員の惨状に、一石を投じる政治塾も現れた。
議会での質問を援助するサービスなど本当に必要か?議論乏しき議会を変えるか、佐久の政治塾「真選組」
第106回
自然に人を呼び寄せる“住民主導”の地域づくり 手作りソーラーで電気も自給する藤野の楽しい生活
相川俊英
移住者受け入れ策を打ち出す自治体の多くが苦戦している。そんなななか、行政ではなく住民主導でユニークな取り組みを行う「トランジション藤野」の集客力が、全国で注目を浴びている。その部会の1つ、「藤野電力」にスポットをあてよう。
自然に人を呼び寄せる“住民主導”の地域づくり 手作りソーラーで電気も自給する藤野の楽しい生活
第105回
故郷の生き残りを懸け、しがらみを打ち砕けるか?無風の弥彦村長選に36年ぶりの嵐を呼ぶ元新聞記者
相川俊英
過疎化や高齢化が加速し、存続自体が危ぶまれる地方自治体が増えている。そんな窮状に危機感を覚えて長らく続いた無風選挙に立候補し、風穴を空けようとしている元新聞記者がいる。地元のしがらみを打ち破り、故郷を甦らせることができるか。
故郷の生き残りを懸け、しがらみを打ち砕けるか?無風の弥彦村長選に36年ぶりの嵐を呼ぶ元新聞記者
第104回
権限拡大した議会で許されぬ“第二の号泣県議”の登場来年の統一地方選で誰を選び、誰を選ぶべきでないか
相川俊英
まるで「号泣県議」の登場が号砲となったかのように、全国各地で地方議員の御乱行が表面化している。背景には、議会・議員の権限が強化されている影響もある。政務活動費の交付もその1つだ。我々は来年の統一地方選で、誰を選べばいいのか。
権限拡大した議会で許されぬ“第二の号泣県議”の登場来年の統一地方選で誰を選び、誰を選ぶべきでないか
第103回
落ちこぼれ水族館が「クラゲで世界一」に変わるまで 加茂水族館の名物館長が振り返る「波乱万丈半生記」
相川俊英
夏休みの旅行の行き先がまだ決まっていない人にお勧めしたいのが、山形県鶴岡市の加茂水族館だ。かつて地元で「落ちこぼれ水族館」と揶揄されていたが、今や押しも押されぬ「世界一のクラゲ水族館」だ。勇退を決めた名物館長に復活の秘密を聞いた。
落ちこぼれ水族館が「クラゲで世界一」に変わるまで 加茂水族館の名物館長が振り返る「波乱万丈半生記」
第102回
署名縦覧を盾に議員らがビラで暗黙の圧力?町長リコール運動をめぐる川島町住民の狼狽
相川俊英
投票や署名などにおいて書いた内容によって、住民が不利益を被ることなど、あってはならない。しかし、現実的には住民がそんな不安を味わうケースもある。埼玉県川島町の町長リコール運動にまつわる「黒い動き」の背景を追ってみよう。
署名縦覧を盾に議員らがビラで暗黙の圧力?町長リコール運動をめぐる川島町住民の狼狽
第101回
驚き、嘆き、あざ笑うだけでは何も変わらない!第二の「号泣県議」を誕生させない眼力の養い方
相川俊英
テレビで「号泣県議」の姿を見て、呆気にとられた人は多いだろう。誰を選んでも同じだと思われがちな地方議員だが、結局そのツケは有権者に回ってくる。地方議員にありがちな5つのタイプを示し、真に価値のある人材の選び方を考えよう。
驚き、嘆き、あざ笑うだけでは何も変わらない!第二の「号泣県議」を誕生させない眼力の養い方
第100回
市民ではなく市職員に民意を問う豊明市議会のなぜ セクハラやじだけではないトンデモ地方議員の勘違い
相川俊英
都議会のセクハラやじ騒動だけではない。常識で考えると不思議な言動をとる地方議員は、少なくない。住民支援のための給付議案について、住民ではなく市職員に民意を問うアンケートを行った、愛知県豊明市議会のケースもその1つである。
市民ではなく市職員に民意を問う豊明市議会のなぜ セクハラやじだけではないトンデモ地方議員の勘違い
第99回
世にも奇妙な「飛び地自治体」はなぜ続出したか?平成大合併のやり直しを図る桐生広域圏の遠い道のり
相川俊英
平成の大合併で多くの自治体が様変わりしたが、最も奇妙な形となったのが「飛び地自治体」である。なかでも群馬県の桐生広域圏では、自治体の思惑によってワニの口のような歪なまちが生まれた。合併のやり直しを模索する彼らに光はあるか。
世にも奇妙な「飛び地自治体」はなぜ続出したか?平成大合併のやり直しを図る桐生広域圏の遠い道のり
第98回
政府が模索する地方創生の手本は高知の寒村にあった 視察・研修が殺到する「四万十ドラマ」ができるまで
相川俊英
安倍首相が成長戦略の1つに掲げる地域活性化は、今や国を挙げての重要課題。世間では自分たちがつくった産品を加工、商品化、販売するという地域の農林水産業の「6次産業化」が提唱されているが、その成功事例が高知県の寒村にあった。
政府が模索する地方創生の手本は高知の寒村にあった 視察・研修が殺到する「四万十ドラマ」ができるまで
第97回
本当に山形県が一杯食わされたのか? それとも?“穴あきダム”建設計画で浮上した澱みきった清流の底
相川俊英
山形県と最上小国川漁協が対峙し続ける「穴あきダム騒動」。先日、漁協の総代会が開催され、ダム容認派が過半数を制したが、漁業権補償問題は依然として紛糾している。新局面に入った「穴あきダム騒動」の背後には、黒い疑念も頭をもたげる。
本当に山形県が一杯食わされたのか? それとも?“穴あきダム”建設計画で浮上した澱みきった清流の底
第96回
住民自らが開設した「生活バス」がついに運行開始行政や補助金に頼らない地域活性化のあり方とは?
相川俊英
鉄道運賃の高さに泣かされ続けてきた千葉ニュータウンの住民らが、行政や補助金に頼らずに開設を目指している公共交通「生活バスちばにう」。いよいよ6月9日から運行開始となる。住民の気骨に学ぶ、本来の地域活性化策のあり方とは?
住民自らが開設した「生活バス」がついに運行開始行政や補助金に頼らない地域活性化のあり方とは?
第95回
“コンクリートから人へ”は巡り巡って振り出しへ 古い公共事業を復活させる「国土強靭化」への懐疑
相川俊英
バブル経済崩壊後の1993年頃から全国各地を取材している。テーマは一貫して、税金の使われ方についてだ。最近、日本の公共事業について双六で振り出しに戻ったような気分がする。安倍内閣の「国土強靱化計画」に対する雑感を述べたい。
“コンクリートから人へ”は巡り巡って振り出しへ 古い公共事業を復活させる「国土強靭化」への懐疑
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