
2014.10.21
全国各地から寄贈された45万冊を住民だけで運営 「矢祭もったいない図書館」が映す地方創生の光
今、話題の公立図書館がある。業界から異端視されている福島県矢祭町の「矢祭もったいない図書館」だ。この図書館、町が行財政改革を徹底するなかで、全国各地からの寄贈本のみに頼り、しかも住民主体で運営されているという変わり種である。
ジャーナリスト
1956年群馬県生まれ。放送記者を経て、1992年にフリージャーナリストに。地方自治体の取材で全国を歩き回る。97年から『週刊ダイヤモンド』記者となり、99年からテレビの報道番組『サンデープロジェクト』の特集担当レポーター。主な著書に『長野オリンピック騒動記』など。
2014.10.21
今、話題の公立図書館がある。業界から異端視されている福島県矢祭町の「矢祭もったいない図書館」だ。この図書館、町が行財政改革を徹底するなかで、全国各地からの寄贈本のみに頼り、しかも住民主体で運営されているという変わり種である。
2014.10.14
日本列島で台風や集中豪雨に伴う大規模な土砂災害が頻発しており、国はソフトとハードの両面での対策を講じ、防災・減災を懸命に進めている。だが、日本の土砂災害対策には重要な視点が抜け落ちているように思えてならない。荒れ果てた森林の再生で…
2014.10.7
都内でIT企業を営む若手実業家が、故郷の徳島県美波町に新風を吹き込んでいる。過疎化が進む故郷に貢献したいとサテライトオフィスを構えたところ、移住した若者と地元の高齢者が共に活性化しているのだ。そこには、真の地方創生策のヒントがある。
2014.9.30
先日、愛知県豊明市議会で興味深い出来事があった。なんと、現行の議員定数を削減する議案と増員する議案の採決が同時に行なわれたのだ。背景には、関係者の思惑が複雑に関わっている。地方議員の定数と報酬には、どんな「正解」があるのか。
2014.9.16
茨城県かすみがうら市で7月中旬に投開票された市長選挙では、現職の改革派市長が僅差で敗れ、前市長が返り咲いた。行財政改革の行方を危ぶむ声も聞こえるなか、「トップの汚職地帯」とまで揶揄された同市の暗闘の歴史を振り返る。
2014.9.9
地方議員による政務活動費のでたらめな使い方が表面化している。なかには、選挙運動の平等を目指すことを目的とした選挙公営制度に、疑惑が募るケースもある。今回は、制度の闇に独りで切り込む愛知県豊川市の「異端児市議」を紹介しよう。
2014.9.2
この夏、日本中を騒がせた話題の1つが、地方議員の不祥事だ。あなたの町にもトンデモ議員はいないだろうか。全国各地で一斉に始まる地方議会の9月定例会は、住民が議会と議員を評価する絶好のチャンスだ。どんな点に注目して傍聴すべきか。
2014.8.26
地方議員の不祥事報道が増えているが、自分で質問原稿を書けないという情けない議員も少なくない。議員のために、議会での質問をサポートする有料サービスまで出回っている。そんな議論乏しき議員の惨状に、一石を投じる政治塾も現れた。
2014.8.19
移住者受け入れ策を打ち出す自治体の多くが苦戦している。そんなななか、行政ではなく住民主導でユニークな取り組みを行う「トランジション藤野」の集客力が、全国で注目を浴びている。その部会の1つ、「藤野電力」にスポットをあてよう。
2014.8.12
過疎化や高齢化が加速し、存続自体が危ぶまれる地方自治体が増えている。そんな窮状に危機感を覚えて長らく続いた無風選挙に立候補し、風穴を空けようとしている元新聞記者がいる。地元のしがらみを打ち破り、故郷を甦らせることができるか。
2014.8.5
まるで「号泣県議」の登場が号砲となったかのように、全国各地で地方議員の御乱行が表面化している。背景には、議会・議員の権限が強化されている影響もある。政務活動費の交付もその1つだ。我々は来年の統一地方選で、誰を選べばいいのか。
2014.7.22
夏休みの旅行の行き先がまだ決まっていない人にお勧めしたいのが、山形県鶴岡市の加茂水族館だ。かつて地元で「落ちこぼれ水族館」と揶揄されていたが、今や押しも押されぬ「世界一のクラゲ水族館」だ。勇退を決めた名物館長に復活の秘密を聞いた。
2014.7.15
投票や署名などにおいて書いた内容によって、住民が不利益を被ることなど、あってはならない。しかし、現実的には住民がそんな不安を味わうケースもある。埼玉県川島町の町長リコール運動にまつわる「黒い動き」の背景を追ってみよう。
2014.7.8
テレビで「号泣県議」の姿を見て、呆気にとられた人は多いだろう。誰を選んでも同じだと思われがちな地方議員だが、結局そのツケは有権者に回ってくる。地方議員にありがちな5つのタイプを示し、真に価値のある人材の選び方を考えよう。
2014.7.1
都議会のセクハラやじ騒動だけではない。常識で考えると不思議な言動をとる地方議員は、少なくない。住民支援のための給付議案について、住民ではなく市職員に民意を問うアンケートを行った、愛知県豊明市議会のケースもその1つである。
2014.6.24
平成の大合併で多くの自治体が様変わりしたが、最も奇妙な形となったのが「飛び地自治体」である。なかでも群馬県の桐生広域圏では、自治体の思惑によってワニの口のような歪なまちが生まれた。合併のやり直しを模索する彼らに光はあるか。
2014.6.17
安倍首相が成長戦略の1つに掲げる地域活性化は、今や国を挙げての重要課題。世間では自分たちがつくった産品を加工、商品化、販売するという地域の農林水産業の「6次産業化」が提唱されているが、その成功事例が高知県の寒村にあった。
2014.6.10
山形県と最上小国川漁協が対峙し続ける「穴あきダム騒動」。先日、漁協の総代会が開催され、ダム容認派が過半数を制したが、漁業権補償問題は依然として紛糾している。新局面に入った「穴あきダム騒動」の背後には、黒い疑念も頭をもたげる。
2014.6.6
鉄道運賃の高さに泣かされ続けてきた千葉ニュータウンの住民らが、行政や補助金に頼らずに開設を目指している公共交通「生活バスちばにう」。いよいよ6月9日から運行開始となる。住民の気骨に学ぶ、本来の地域活性化策のあり方とは?
2014.6.3
バブル経済崩壊後の1993年頃から全国各地を取材している。テーマは一貫して、税金の使われ方についてだ。最近、日本の公共事業について双六で振り出しに戻ったような気分がする。安倍内閣の「国土強靱化計画」に対する雑感を述べたい。
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