相川俊英

ジャーナリスト

1956年群馬県生まれ。放送記者を経て、1992年にフリージャーナリストに。地方自治体の取材で全国を歩き回る。97年から『週刊ダイヤモンド』記者となり、99年からテレビの報道番組『サンデープロジェクト』の特集担当レポーター。主な著書に『長野オリンピック騒動記』など。

第410回
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相
相川俊英
一昨年に猛威を振るった家畜の伝染病「口蹄疫」。未曾有の惨事の記憶は薄れつつあるが、ここに来て再び世間でクローズアップされることになった。当時被害を受けた宮崎の農家らが、前宮崎県知事などを宮崎地検に告発したというのだ。
宮崎の農家が東国原前知事らを地検に告発終わらない「口蹄疫」の苦悩と被害拡大の真相
第56回
「大阪維新の会」結成の意外なきっかけ合併後も地域に亀裂を広げる新庁舎問題
相川俊英
市町村合併で最も揉めるのが、本庁舎の位置をどこにするかだ。大阪維新の会が誕生したのも、元はと言えば大阪府庁舎問題がきっかけとなっている。富山県射水市のように、今も本庁舎の場所で揉めている自治体も少なくない。
「大阪維新の会」結成の意外なきっかけ合併後も地域に亀裂を広げる新庁舎問題
第55回
刑務所誘致で人口を増やした地方都市、人口水増しがバレて市になりそこなった町
相川俊英
以前、地域の生き残り策として刑務所誘致を行なった地方都市を取材したことがある。地方自治体にとって、人口の増加は地域活性化につながるからだ。実は、人口を地域おこしに使おうとするケースは、全国で枚挙に暇がない。
刑務所誘致で人口を増やした地方都市、人口水増しがバレて市になりそこなった町
第54回
県の“ダメ出し攻撃”に晒された県民投票条例案浜岡原発の再稼働をめぐる静岡の攻防戦
相川俊英
浜岡原発再稼働の是非を問う県民投票条例の制定をめぐり、住民と静岡県の攻防が、いよいよ佳境にさしかかっている。県による理不尽な条例案の否決から一転、有志議員が修正案を提出する運びとなった。住民の声は県に届くのか。
県の“ダメ出し攻撃”に晒された県民投票条例案浜岡原発の再稼働をめぐる静岡の攻防戦
第53回
“底抜け”大蘇ダムの修復はきちんと進んでいるのか?再び現地で見た“ぼったくり工事?”の迷走としわ寄せ
相川俊英
“水漏れ”で地元を混乱させている熊本県産山村の大蘇ダムを、先日久方ぶりに訪ねてみた。現地で目の当たりにしたのは、不手際を地元に押し付ける国の無責任体質と、それに翻弄される住民たちの深刻な温度差。相も変らぬ光景である。
“底抜け”大蘇ダムの修復はきちんと進んでいるのか?再び現地で見た“ぼったくり工事?”の迷走としわ寄せ
第52回
結婚のお披露目に終始した維新の会「公開討論会」国政候補者は光り輝く紛い物より“地味な本物”を
相川俊英
5時間半の長丁場となった大阪維新の会の「公開討論会」。白熱した議論は行なわれず、国政政党への衣替えに不可欠な国会議員のお披露目に終始した印象だった。本当に必要なのは、光り輝く紛い物より“地味な本物”ではないか。
結婚のお披露目に終始した維新の会「公開討論会」国政候補者は光り輝く紛い物より“地味な本物”を
第51回
弥彦神社の迷い道で「日本人の心」に出会った 行政に頼らず、文化遺産を夫婦で守る元高校教師
相川俊英
この夏、新潟県の弥彦神社を訪れたときのこと。迷い道で筆者が偶然発見したのは、何とも不思議な佇まいの古色蒼然とした木造の建物だった。この元弥彦神社権宮司宅を切り盛りするのは、行政の役人ではなく元高校教師だった。
弥彦神社の迷い道で「日本人の心」に出会った 行政に頼らず、文化遺産を夫婦で守る元高校教師
第50回
山口県知事選の現場で感じた地方自治崩壊の危機「脱原発の旗手」が県庁の闇にもたらした一筋の光
相川俊英
話題性が高かったにもかかわらず、歴代ワースト4位の投票率に終わった山口県知事選。現場にいた筆者は、そこで繰り広げられた「県庁ぐるみ選挙」に地方自治の危機を感じた。敗れたとはいえ、飯田哲也氏の奮闘は一筋の光をもたらした。
山口県知事選の現場で感じた地方自治崩壊の危機「脱原発の旗手」が県庁の闇にもたらした一筋の光
第3回
【長崎県端島ルポ】郷愁漂う廃墟に心惹かれたツアー客が殺到「軍艦島」を眠りから呼び覚ました元住民の魂
相川俊英
上陸ツアー船は長崎港を出港、高島を経由して、ついに「軍艦島」に到着した。昭和の栄枯盛衰を今も後世に伝える長崎県・端島には、訪れる観光客が引きも切らない。軍艦島が眠りから覚めた背景には、元島民の熱い思いがあった。
【長崎県端島ルポ】郷愁漂う廃墟に心惹かれたツアー客が殺到「軍艦島」を眠りから呼び覚ました元住民の魂
第49回
「橋下ポピュリズム論」の誤解と曲解 市民の既得権が子どもを蝕む大阪市の“歪んだ実態”
相川俊英
既得権化した市民や高齢者への行政サービスを漫然と続け、子どもを切り捨てている。それが、これまでの大阪市だった。改革を進める橋下市長は「ポピュリズム」「弱者切り捨て」と言われることもあるが、それらは勘違いも甚だしい。
「橋下ポピュリズム論」の誤解と曲解 市民の既得権が子どもを蝕む大阪市の“歪んだ実態”
第48回
誰も責任をとらず、湯水のように注がれる修復費用“底抜け”大蘇ダムに振り回される住民たちの失意
相川俊英
ダムの底から水が漏れ、計画通りに貯水できない。そんな漫画のような「底抜けダム」が本当にある。熊本県産山村の大蘇ダムだ。誰も責任を認めないまま、巨額の修復費用が嵩んでいくばかりの状況に、付近の住民たちは失意を隠さない。
誰も責任をとらず、湯水のように注がれる修復費用“底抜け”大蘇ダムに振り回される住民たちの失意
第284回
浅田均・大阪維新の会政調会長 核心インタビュー「旗印は“既得権益と闘う成長戦略”政策に賛同してくれるなら、誰とでも手を組む」
相川俊英
政局が混迷を深めるなか、国民の注目を一身に集めているのが、「大阪維新の会」だ。彼らはどんな政策を目指しているのか。他党と手を組む可能性はあるのか。維新の会の知恵袋として名高い浅田均政調会長が、独占インタビューに応じた。
浅田均・大阪維新の会政調会長 核心インタビュー「旗印は“既得権益と闘う成長戦略”政策に賛同してくれるなら、誰とでも手を組む」
第47回
“厄介者”のレッテルを貼られて地縁の輪の外へ追放!「理不尽な村八分」の撤回を訴え続ける孤高の陶芸家
相川俊英
「自治区の区民として認めない。出て行ってくれ!」愛知県豊田市のある町に住む陶芸家は、自治会から数々の理不尽な仕打ちを受け、ついに村八分状態となった。堪忍袋の緒が切れた陶芸家は、民事訴訟を起こして係争中だ。なぜ、こんなことになってしまったのか。
“厄介者”のレッテルを貼られて地縁の輪の外へ追放!「理不尽な村八分」の撤回を訴え続ける孤高の陶芸家
第46回
悪い冗談のようなしきたりに“よそ者”は四苦八苦!日本にまだあった、人間関係が超濃ゆい「監視ムラ」
相川俊英
21世紀になっても、いまだに前近代的な自治体は存在する。そうした地域では、人間関係が濃く、しきたりが厳し過ぎるあまり、新たに転入しようとする住民がトラブルに巻き込まれることもある。そんな“ムラ”の実態を紹介しよう。
悪い冗談のようなしきたりに“よそ者”は四苦八苦!日本にまだあった、人間関係が超濃ゆい「監視ムラ」
第45回
ゴミ焼却場を巡り町長が次々交代、職員と裁判沙汰町政崩壊の白浜町が望みをかける「3度目の首長選」
相川俊英
通常ならば4年に1度行なわれる首長選挙を、2年ほどの間に3度も実施する町がある。それが、ゴミ焼却場の使用期間延長を巡って町長が次々交代する和歌山県白浜町だ。町長、職員、地元関係者の利害が絡み合った町政の混迷ぶりは、「無残」としか言えない様相を呈している。
ゴミ焼却場を巡り町長が次々交代、職員と裁判沙汰町政崩壊の白浜町が望みをかける「3度目の首長選」
第44回
かすみがうら市は「第二の阿久根」を免れるか?議会リコール機運の先に見える“二元代表制”の試練
相川俊英
そもそも「二元代表制」という仕組みは、日本人に合わないのかもしれない。地方を取材していると、そんな思いに捕らわる。議会リコールの機運が水面下で高まっている茨城県かすみがうら市も、そうしたケースの1つだ。
かすみがうら市は「第二の阿久根」を免れるか?議会リコール機運の先に見える“二元代表制”の試練
第43回
本当に悪いのはポストの私物化か、たらい回しか?名古屋市民の声が届かぬ「議長リコール騒動」の異常
相川俊英
名古屋市議会が全会一致で不信任案を提出したと聞き、「すわ、河村市長に不信任か!」と思ったら、実際は中村議長に対してのものだった。議長が1年で交代する名古屋市議会において、異例の「慣例破り」が行なわれたというのだ。
本当に悪いのはポストの私物化か、たらい回しか?名古屋市民の声が届かぬ「議長リコール騒動」の異常
第42回
県と県庁所在地の両トップが初めて女性に!滋賀を個性派地域たらしめる「二元代表制」の気運
相川俊英
滋賀県大津市に女性最年少市長が誕生した。36歳の弁護士、越直美氏だ。これにより、滋賀県は県と県庁所在地の両トップが女性となった。大阪や名古屋と比べて目立たないが、個性派として知られる滋賀を盛り上げる「二元代表制」の気運とは?
県と県庁所在地の両トップが初めて女性に!滋賀を個性派地域たらしめる「二元代表制」の気運
第41回
独裁政治で大混乱に陥った阿久根市の“いま”現市長と関係者が振り返る「竹原劇場」の夢のあと
相川俊英
官民格差の是正を掲げた竹原信一・前市長の独裁的な改革路線により、大混乱に陥った鹿児島県阿久根市。結果的に、住民の心に深い不信感と疲労感を残してしまった。あの阿久根市は、今どうなっているのか。再生への取り組みをレポートする。
独裁政治で大混乱に陥った阿久根市の“いま”現市長と関係者が振り返る「竹原劇場」の夢のあと
第40回
市民税減税案の可決で名古屋の庶民革命は結実したか河村市長に見え隠れする国政への執念と残された課題
相川俊英
「庶民革命」を唱える名古屋市の河村たかし市長は、ついに市民税5%減税条例案の可決に漕ぎ着けた。しかし、市民の減税への熱意はすでに冷めてしまっている感があり、国政を狙う河村氏の思惑も見え隠れする。庶民革命は本当に結実したのか。
市民税減税案の可決で名古屋の庶民革命は結実したか河村市長に見え隠れする国政への執念と残された課題
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