
松村真美子
「海外でうどん店に行列ができているらしい」――こんな話をニュース番組で目にした方も多いのではないでしょうか。うどんチェーン「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングスが、順調に海外事業を伸ばしています。外食業界は海外展開が難しいとされる中、好調の背景には同社の「常識にとらわれない戦略」がありました。その成功の秘密と課題に迫ります。

変化の激しいエンタメ業界で、老舗おもちゃメーカーのバンダイナムコが進化を遂げています。長年培ってきたキャラクター(IP)のプロデュース力を生かし、アニメやゲーム、グッズなど多彩な分野で展開を拡大。IPを軸に、時代を超えて成長を続けるその戦略に迫ります。

過剰消費や大量廃棄が問題視されるファッション産業。特に、「使い捨て」とやゆされるファストファッションへの風当りは、強くなっています。そのような中、「ZARA」ブランドを展開するインディテックスが3年連続の増収増益を達成しました。逆風の中でも成長を続けるZARAの秘密を探ります。

イトーヨーカドーが北海道、東北、信越から、西友が北海道と九州から事業撤退することを発表しました。スーパー大手による展開地域の縮小が相次いでいます。一方で、イオンは北海道の西友店舗を買収するなど、地方での出店を強化する動きを見せています。こうした対照的な戦略の背景には、何があるのでしょうか?

ウォルマート、アマゾンに次いで世界の小売業ランキング第3位であり、毎年10%以上の成長を続けるコストコ。日本でも次々と店舗を増加させています。利益の半分を会費から得る、特徴的なビジネスモデルの成功要因とは?継続率90%を誇る、コストコ独自の会員制モデルの秘密を探ります。

今年もブラックフライデーの季節がやってきました。ブラックフライデーは米国の祝日である感謝祭の翌日に行われる大規模セールのことで、売り上げを伸ばす策として世界各国の企業で導入されています。消費者にとってセールはありがたいものですが、一方でこうした大規模セールの社会的問題を指摘する声も少なくありません。その問題とはどのようなもので、われわれはどのように対処していくべきなのでしょうか。

英ブランドファイナンスが発表したアパレル企業のブランド価値ランキングで米NIKEが8年連続1位となりました。一方で、同ランキングで今年順位が下がったのが、競合の独アディダスです。両ブランドには、どのような差があったのでしょうか?高いブランド価値に隠れたナイキの課題とともに、ひもときます。

『Yakult1000』が大ブームのヤクルト。実は、記録的な好業績の裏には海外事業が大貢献がありました。ヤクルトの売上比率の4割を超える海外事業「成功の秘訣」とは?

値上げが日常化する中で、サイゼリヤの「値上げしない宣言」が注目を集めています。サイゼリヤはなぜ値上げしないと断言するのでしょうか?そして、それは本当に可能なのでしょうか?同社のビジネスモデルをベーシックなフレームワークでひもときながら、その勝算を検証します。
