泉 房穂
「文科省と日教組が結託した治外法権」問題教員にも手出しできない市長の無力
日本の少子化の現状を「危機的な状況だ」と述べる政治家に対して「危機的な状況にあるのは日本の政治だ」と斬るのは、前明石市長の泉房穂氏だ。「明石モデル」で大胆な子育て改革を実現し、地方政治に革命を起こした泉氏によれば、政府がやるべきことはシンプルで、海外の成功事例を参考にベーシックな政策と法整備を進めることだと語る。本稿は、泉房穂『日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来』(集英社新書)の一部を抜粋・編集したものです。

市町村が子育て支援を頑張ると、国が「お仕置き」「嫌がらせ」してくる根深い病理
政治の世界においては、地方や地方自治体よりも国が一番エラいという「お上意識」が依然として変わらない。「明石モデル」で地方政治を成功に導いた前明石市長の泉房穂氏によれば、「市民が中心でなければいつまでも政治は変わらない」と語る。既得権益を否定し、徹底して市民のために動き続けた政治家が、地方政治を斬る。本稿は、泉房穂『日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来』(集英社新書)の一部を抜粋・編集したものです。

「市長には人事権はありません」「えっ、どういうこと?」副市長が市長の〈最大の抵抗勢力〉になる理由
10歳で「明石市をやさしい街にする」と決めたという、前明石市長の泉房穂氏。3期12年にわたる任期において、前例のない子育て改革を打ち出し続けたその功績は「明石モデル」と呼ばれ、全国から注目されてきた。徹底して既得権益に抗い、市民のための政治を貫き続けた泉房穂氏の信念とは。本稿は、泉房穂『日本が滅びる前に 明石モデルがひらく国家の未来』(集英社新書)の一部を抜粋・編集したものです。

【不世出の政治家を悼む】安倍晋三元総理と「国会の爆弾発言男」石井紘基氏に共通する“強み”とは?
日本の憲政史上最も長く首相を務めた故・安倍晋三氏と、不正追求に尽力し「国会の爆弾発言男」と呼ばれた故・石井紘基氏。第二次安倍政権と同時期に明石市長を務め、石井氏を恩師と仰ぐ泉 房穂は、両雄の政治家としての生き様を見つめてきた。泉の目に映る彼らの共通点と、胸に刻んだある言葉とはーー。本稿は、泉 房穂『政権交代、始まる 炎上上等!タブーなき政治の真実』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

ホリエモン発言「泉房穂に1000億円を出せば政権交代」をどう思う?明石前市長“本人”がアンサー!
安倍派の巨額裏金疑惑で岸田政権が揺れ、政治家の自浄作用が再び問われている。国会議員時代や明石市長時代、裏金を固辞してきた泉 房穂は「政治にはカネがかかる」という定説を真っ向から否定。彼が提示する、献金を受けない政治活動や選挙活動とは、どういったものなのか。本稿は、泉 房穂『政権交代、始まる 炎上上等!タブーなき政治の真実』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

「春闘の5%賃上げ」で喜ぶ日本人会社員、「2500円のラーメン」を平気ですする外国人観光客…この差はどこから?
長期にわたる経済低迷と賃金停滞にさらされた日本は、いつの間にか世界から「安い国」のお墨付きを受けるようになってしまった。税金や保険料の国民負担率の高さも相まってさらなる少子化の加速も待ったなしの現状を、元明石市長が痛快に斬る!本稿は、泉 房穂『政権交代、始まる 炎上上等!タブーなき政治の真実』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

“毒舌”で知られる兵庫県明石市の前市長、泉房穂氏。故郷・明石市を「心から憎み、心から愛している」と言い切る泉氏が、明石市市長選挙で初当選したとき、わずか69票差だった。市民だけを味方に選挙を闘った当時、実は出馬した瞬間に「勝てる」と確信していたという――。本稿は、『政治はケンカだ! 明石市長の12年』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

2011年、泉房穂市長初めての明石市長選は激戦となり、わずか69票差での当選でした。泉市長は「市民の1票がなければ、今日の明石市はありません。市政の転換も『5つの無料化』も『全国初の施策』も『10年連続の人口増』も実現していません」と言い切ります。前回に続き、泉市長の著書『社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ』(ライツ社刊)から4月に統一地方選挙を控えた「私たち市民」は「望ましい政治に変えるために何をすればいいのか?」を紹介します。

通常国会の施政方針演説で岸田文雄首相が「異次元の少子化政策」に言及し、東京都や福岡市などが所得制限なしの子育て支援策に乗り出しています。それより10年も前から子どもに関する5つの無料化政策に着手したのは兵庫県明石市の泉房穂市長です。明石市の5つの無料化は「所得制限なし」、対象は「すべての子ども」で、泉市長は「所得制限なし」が今の日本に必要な「経済施策」だと言い切ります。増税はできない、財源も豊かではない明石市で、なぜ実現できたのか?泉市長の著書『社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ』(ライツ社刊)から泉市長が「子ども」施策を最優先にした信念を紹介します。
