井上敬仁
ペットを飼う人が増え続け、特に猫の数はコロナ禍前から2割も増えているという。となると、賃貸住宅にも「猫と快適に暮らせる物件」のニーズがあるはずだが、そのような物件は実質的にまだほとんど賃貸市場にない。本当の意味で良質な“猫専用アパート”を供給し、人気物件にするための四つのポイントとは? 地域相場より3割高の家賃設定も夢ではない…!?

本連載の第1回では「相続した実家の土地は本当に無能なのか?」と問題提起したところ、大きな反響があった。昨今は相続放棄を選ぶ人も急増しているというが、もし手放すのなら、できるだけ高値で売却にこぎつけたいもの。そのためには、どんなことが大切になるのか。空き家を売却する際の“一芸”を紹介しよう。

ペットを飼う人が増え続け、特に猫の数はコロナ禍前から2割も増えているという。となると、賃貸住宅にも「猫と快適に暮らせる物件」のニーズがあるはずだが、そのような物件は実質的にまだほとんど賃貸市場にない。本当の意味で良質な“猫専用アパート”を供給し、人気物件にするための四つのポイントとは? 地域相場より3割高の家賃設定も夢ではない…!?

東海大学湘南キャンパスの近隣に大手ハウスメーカーが合計645室もの学生向け物件を建設中だ。空室を抱えるアパートも少なくないこのエリアで、大手の参入は地元の大家さんにとって脅威となっている。賃貸経営では市場環境の急変など、予想外の出来事も付き物だ。では、そうした変化に左右されないためには何が必要なのだろうか? 独自の視点と方法論で、自らも賃貸経営をする「一芸物件」専門家の筆者がアドバイスする。

漫画家やアニメーター、YouTuberなどのクリエイターが生き残るための環境は決して恵まれているわけではない。成功して大金を稼ぐ人は一握りで、大半は夢を追いながら過酷な生活をしている。そんな中、「令和版トキワ荘」ともいえる、クリエイターを応援する賃貸住宅があるという。強力な個性を武器に入居者が絶えない魅力的な物件、「一芸物件」の専門家である井上敬仁氏が、クリエイターと大家でwin-winの関係を築く3軒の賃貸住宅の秘密を探る。

月の家賃4万~6万円のアパートといえども、昨今はしゃれた間取りや充実した設備のある物件でないと、なかなか入居者が付かないという。「大家業の設備投資には苦労も多い。しかも頑張った割に、ハード面で近隣の物件と差別化することは難しい」「強みになるのは大家のスキルと人間力。実は私、あることをして家賃の値上げに成功したんです」と自らもアパート経営する一芸物件専門家の井上敬仁氏。その秘策を開陳しよう。

郊外の大学の都心回帰、大学の倒産により、各地で新たな異変が起きている。キャンパスの閉鎖で何百、何千という学生が一挙に姿を消し、学生向けの賃貸アパート経営にも大きな影響を及ぼしているのだ。「大家さんにとっては試練の時。ただ、そうした中でも満室経営を続ける物件もたくさんあるんです」と、自身も学生アパートを経営する一芸物件専門家の井上敬仁氏は言う。「悲観するばかりでなく、知恵を絞って、選ばれる物件づくりに注力すべきだと思います」と井上氏。そのヒントとは?

不動産投資をしていて、「空室になったらどうしよう」「うちの物件は古いから手を入れても新築にはかなわない」と危機感を感じる一方、間取りや設備などのハード面での工夫はやり尽くした感を持っている人も多いだろう。自身も大家業を営む井上敬仁氏は、「強力な個性(一芸)を物件に取り入れることで、常に満室の状態で物件を運営できている」という。しかも、間取りや設備をいじることはなく、「アイデアを後付け」したとのこと。唯一無二の人気物件を作るための方法を紹介する。

郊外の空き家問題。悩める人の多くは、親の住んでいた家などを相続した中高年世代だ。立地条件が悪いため、貸すのも売るのも思うようにいかない一方、空き家でも税金は徴収されるので相続人の負担は大きい。しかし、「不利な立地であっても、人気の賃貸物件をつくるチャンスはある」と、自らも郊外でアパート経営をする〈一芸物件〉専門家の井上敬仁氏は言う。その秘策とは?
