宮井貴之
#3
      
      
      ホンダの三部敏宏社長は、トップ就任から3年目を迎えた。中国市場の低迷を受けて、これまで社内で権力を握っていた「中国閥」が凋落する一方、かつて主流派だった「北米閥」の青山真二副社長の存在感が高まっている。孤立主義から一転、提携路線にかじを切った三部体制が抱える課題とは。現体制の権力構造を解明するとともに、次期社長候補にも迫る。
      
    
#9
      
      
      訪日外国人客が戻り、足元の業績が好調な高島屋と三越伊勢丹ホールディングス。ただ、人口減少や消費動向の変化など取り巻く環境が厳しく、社員は先行きを見通せずにいる。三越伊勢丹と高島屋の待遇はどちらが上なのか?出世の構図はどのように違うのか?課題に直面する社員の声を紹介するとともに、部長・課長の年収事情に実額を紹介しながら迫る。
      
    
10月28日から一般公開された「ジャパンモビリティショー2023」で、全固体電池を搭載した電気自動車(EV)のコンセプトカーを展示した日産自動車。中国勢の低価格なEVが急速に普及する中、日産は電池の性能向上で巻き返しを図ることができるのか。同社のパワートレイン と EV技術開発を担当する平井俊弘専務執行役員に話を聞いた。
      
    
EVメーカー、BYDが母国の中国だけでなく、東南アジアで攻勢を掛けている。日系自動車メーカーは新型EVで挽回できるのか。日本勢は戦略の練り直しを迫られている。
      
    
トヨタ自動車が、EV(電気自動車)の開発体制を刷新した。EVの競争力の鍵を握るソフトウエアの開発子会社のトップを任せてきた米グーグル出身の技術者を退任させ、後任に、トヨタグループのデンソー幹部を充てたのだ。なぜトヨタは、EVの根幹となるソフトの開発で、デンソーに助けを求めたのか。業界を騒然とさせた人事の裏にある、トヨタの焦燥や、車載OS開発の混乱などを徹底解説する。
      
    
#8
      
      
      今年1月の社長交代会見で「クルマ屋を超えられない」と自らの限界を語り、佐藤恒治氏に経営のバトンを託した豊田章男前社長。トヨタの経営を立て直したが、自信を深めたことで本音も暴露するようになった。業績やこれまでの発言から豊田氏の栄光と限界を解明する。
      
    
#4
      
      
      業界内トップの待遇を社員に用意しているトヨタ自動車は、中部圏外の就活生からの人気も高い超一流企業だ。しかし、長らく豊田章男氏による一強支配が続いたため忖度文化がはびこり、社員の間では、息苦しさが生まれているようだ。社員の本音からトヨタの実態をひもとく。
      
    