2024.2.12 「エッチなことを書く作家は…」藤原道長が思い込みで紫式部にアタックした結果 紫式部は『紫式部日記』において、源氏物語の“メイキング”を残している。そこには物語の製本事情から時代の権力者や当代一のインテリを利用した物語の権威付けやPRの様子などが詳細に綴られているのだ。本稿は、大塚ひかり『やばい源氏物語』(ポ…
2024.2.5 源氏物語は未完か完結か?「謎のラスト」に込められた“紫式部のメッセージ”とは 中世以来“尻切れトンボ”と言われている、儚くも無情感漂う源氏物語のラスト。紫式部は、なぜハッピーエンドやドラマチックなラストにしなかったのか。そこに込めた紫式部のメッセージを考察する。本稿は、大塚ひかり『やばい源氏物語』(ポプラ社…
2024.1.29 性格より顔が大事?源氏物語の男たちが“身代わり女”を好んだワケ 源氏物語では多くの男たちが、添い遂げられなかった女の「身代わり」として似た容姿の女を求め、“身代わり女”たちは男との関係に苦しんでいる。なぜ“容姿が似ている”ことが大事なのか?そこには仏教思想が関係していた――。本稿は、大塚ひかり…
2024.1.22 「14歳の少女」を犯した光源氏…紫式部は平安時代の“性被害者の苦悩”をどう描いたのか? 昔からよく言われていることだが、『源氏物語』におけるセックスは、今ならレイプとされるようなものがとても多い。そして、紫式部は“被害者”の苦悩もこれでもかときっちり描いているのだ。はたして紫式部は読者に何を伝えたかったのか?本稿は、…
2024.1.15 光源氏のモデルは誰?紫式部が兄嫁を「スケベ」扱いで名誉毀損?源氏物語の濃厚すぎる世界 実在の天皇から嫂(あによめ)まで、さまざまな人間を「源氏物語」の登場人物のモデルにしたという紫式部。そのせいでトラブルもあったといい、なんと紫式部の兄嫁がスケベな老女房・源典侍のモデルにされたせいで辞表を提出した、なんて事件もあっ…
2024.1.8 源氏物語ってイケメンのモテモテ夢物語でしょ?→古典エッセイストがキッパリ否定する理由 今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』の主人公にもなっている紫式部が書いた『源氏物語』。千年以上前に書かれた作品は、今読んでもヤバすぎるところがたくさん!しかも、実は実際にあった出来事を綴っていたとか――!?本稿は、大塚ひかり『やばい源氏…