2024.11.16 「頭痛が痛い」「違和感を感じる」「歌を歌う」…重言のセーフとアウトの境界線は?【言語学者が解説】 「違和感を感じる」「合唱を歌う」「馬から落馬する」など、意味の重複する言葉は誤りだと見なされることが多々ある。だが言語学者の筆者曰く、ダメな重言としてよく引き合いに出される「頭痛が痛い」なども、情報量を足すことによって自然な表現に…
2024.11.15 錦鯉の漫才「頭が良くなる本を買ったよ!」に対する完璧なツッコミは? 言語学者である著者が、「アホ」「クズ」「バカチン」にはない、「タコ」という悪口のもつ表現の底力について考察。お笑いコンビ・錦鯉の機転のきいたツッコミの妙についても言語学の観点から解説するぞ。本稿は、川添 愛『言語学バーリ・トゥード …
2024.11.14 「涙は飾りじゃないのよ」「人生は浪花節だよ」だったら絶対ヒットしてない説 主語から始まる日本語の語順を、後置文にするだけであら不思議、凄みすら帯びたキメ台詞に早変わり!「普通の語順に戻したときとの差が大きく、そのギャップを味わうのが楽しい」と、言語学者である著者が倒置文の魅力を語る。本稿は、川添 愛『言…
2024.6.11 「すぐに走って逃げてクマを興奮させない」警告文が危険すぎるワケ 言葉には、つねに曖昧さがつきまとう。特に、否定語が含まれている文章には要注意だ。その否定語がかかる範囲によっては、意味が正反対になってしまう場合があるからだ。日常で使われる言葉の奥深さについて、言語学者が解説する。※本稿は、川添 …
2024.6.10 「千と千尋の神隠し」と「アナと雪の女王」の違い、わかるかな? 小洒落たお店に行ったとき、よく出てくるのが「AとBのC」タイプのメニューだ。しかし、「メロンと桃のコンポート」があったとして、果たしてそれは「メロン」と「桃のコンポート」なのか、それとも「メロンと桃」のコンポートなのか。言語学者の筆…
2024.6.7 セールスを断る時、絶対に言ってはいけないNGワードとは? ささいな言葉の行き違いで、SNS上ではしばしばトラブルが発生しているし、リアルでの対人コミュニケーションでも簡単に誤解が起きるもの。言語学者の筆者によれば、人と人との間で飛び交う言葉には、本来、複数の解釈があるのが当たり前なのだとか…