半沢直助
70代女性に「がん保険」を売る営業マンが、自分では絶対に加入しないワケ
かんぽ生命の不適切営業問題が表面化したことで、それまで多くの人が抱いてきた「身近で親切、信頼できる」というイメージは地に落ちた。2017年春に郵便局に入社後、私はかんぽ営業の現場で何を見て、何を考え、なぜ退職を決断したのか。すべて実体験したありのままの事実を紹介しよう。

かんぽ生命の営業マンが「貯金1000万円」の70代女性を口説き落としたテクニックの全貌
私はかんぽ営業の現場で何を見て、何を考え、なぜ退職を決断したのか。すべて実体験したありのままの事実を紹介しよう。私は研修を終えると、配属されたY郵便局でコンピュータをいじり、ゆうちょの口座を持っている世帯をピックアップ(この上司の指示がとんでもないルール違反であるのを知るのは少しあとの話だ)。10件ほどメモをしたら準備完了。外回り局員用のバイクに乗り、戸別訪問に突撃した。

「うちは名古屋の医師会と提携しているから…」保険代理店の面接で社長が放った強烈なウソと真実【転職失敗談、40代男性】
新卒で入行した都市銀行を退社後、地元の地方銀行、信用金庫を経て、乗合保険代理店に勤務したものの、業務内容に不信感を抱き、突発的に離職と相成った。退職を決めたことを伝えると、妻は何も答えずにしばらく沈黙した。「絶句」というやつだ――。40歳をすぎて日本郵便に入社する前の顛末も、包み隠さず記しておこう。

かんぽ生命の営業マンが明かす、郵便局が平気で売っていた“信じられない商品”とは
かんぽ生命の不適切営業問題が表面化したことで、それまで多くの人が抱いてきた「身近で親切、信頼できる」というイメージは地に落ちた。2017年春、私は郵便局に入社し、かんぽ生命の苛烈なノルマに追われながら仕事に勤しんでいた。私はかんぽ営業の現場で何を見て、何を考え、なぜ退職を決断したのか。

こりゃダメだ…郵便局の営業マンが「かんぽ生命の研修」で呆れ返った衝撃の光景
かんぽ生命の不適切営業問題が表面化したことで、それまで多くの人が抱いてきた「身近で親切、信頼できる」というイメージは地に落ちた。2017年春、私は郵便局に入社し、かんぽ生命の苛烈なノルマに追われながら仕事に勤しんでいた。私はかんぽ営業の現場で何を見て、何を考え、なぜ退職を決断したのか。これから記すのは、すべて実体験したありのままの事実である。私は東海地方のY郵便局に配属されると、すぐに東京の中央郵政研修センターに向かった。4週間にわたる研修で目の当たりにした光景は衝撃の連続だった。
