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2017年4月28日公開(2017年4月28日更新)
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ザイ編集部

投資信託の「人気ランキング」に騙されるな!
人気だった「海外リート型」が凋落した今、注目の
“高利回り”をうたう投信に飛びつくのが危険な理由

投資信託の人気ランキングが大変動! この半年で「買われた投資信託」と「売られた投資信託」とは?

ダイヤモンド・ザイ6月号では、「人気の商品で本当に実力があるのは? 3大トレンドで選ぶ 今こそ買いの投信」と題した特集を掲載。この特集でも紹介しているが、最近の投資信託の人気ランキングをチェックすると、新たな流れが生じていることがわかる。これまで圧倒的に人気だった「海外リート」型の投資信託から資金流出が続き、別の商品が主役になりつつあるのだ。

そこで、ここでは投資信託業界の最新のトレンド情報と、それに対するプロの意見をダイヤモンド・ザイ6月号から抜粋して紹介しよう。

「ゼウス」「ラサール・グローバルREIT」の人気凋落が止まらない

 最近の投資信託の人気ランキングを見ると、目立った変化がある。「主役が交代し始めています」と語るのは、ニッセイ基礎研究所の前山裕亮さん。 昨年まで大人気だった海外リートが、一転して不人気(資金流出)になっているのだ。以下は、直近6カ月の資金の流出ランキング(不人気ランキング)と、流入ランキング(人気ランキング)である。

※データは2017年3月末時点。ETF、SMA専用を除く。資金流出入額は推計。
拡大画像表示

 人気上位の常連だった「ゼウス」や「ラサール・グローバルREIT」が、大きな資金流出となっている。上の表は直近6カ月のランキングだが、直近3カ月ではさらに顕著だ。

 一方、人気(資金流入)ランキングで上位を占めるのは、毎月分配型の高配当株の投資信託、新興国通貨建ての投資信託やハイイールド債券など。つまり、種類は変わっても“高利回り”が人気であることには変わりがない。

 「結局、海外リートを解約した人たちが、今度はそれらの高利回りな投資信託を買う形で戻って来ているということです」(楽天証券経済研究所の篠田尚子さん)

 海外リートの前は、先進国の国債などを投資対象とする毎月分配型の“グロソブ(グローバル・ソブリン・オープン)”が人気だった。

 「世界的な金利低下でそれらの利回りが下がると、米国リートや他の海外リートが人気となりました。しかし、金利上昇が逆風となって分配金の引き下げが相次ぎ、今度はその“次”として、高配当株やハイイールド債券が買われています」(前山さん)

高利回りの投資信託に人気が集中しているのは日本だけ

  こうした構図を、苦い顔で見ている専門家は多い。もちろん、利回りを求めることが必ずしも悪いわけではないのだが、問題はリスクもよくわからずに、高利回りに釣られているだけの投資家が多いからだ。

 「ブラジルレアル建てのものなどが典型ですが、高利回りのものは高リスクです。そのリスクを知ってあえて買っているのか、ということです。本来、特に長期投資では、シンプルな世界株式型などが中心になってほしいのですが……」(前山さん)

 折しも3月30日には金融庁が、積み立てNISAの対象となる投資信託を検討する資料の中で、投資信託全体に占める海外リートやハイイールド債の比率が高過ぎることや、売れ筋投資信託の入れ替わりが激しいことを指摘している。こうした傾向は、投資信託評価や資産運用の専門家がかねて批判していることだ。

 ちなみに、同資料によれば、米国だと「米国株型」や「世界株型」の比較的リスクの低いインデックス型の投資信託が上位。しかも、この傾向は常にほとんど変わりがないという。

 とはいっても、“流行り”は気になるのも事実。ただし流されるのはダメだ。乗るなら、中身をしっかり理解したうえで、“買ってもいい投資信託”を選びたい。

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「超低コスト」「テーマ型」など、最新の投資信託情報は
ダイヤモンド・ザイ6月号で詳しく紹介!

 今回は、人気・不人気ランキングから見る、投資信託業界のトレンド転換について紹介した。現在発売中のダイヤモンド・ザイ6月号では、特集「人気の商品で本当に実力があるのは? 3大トレンドで選ぶ 今こそ買いの投信」の中で、今注目すべき投資信託として「超低コストのインデックス型投資信託」、AI系やバイオ系の「テーマ型投資信託」、資産配分を変化させることで下落相場に強い「バランス型投資信託」を取り上げ、それぞれ注目の商品も紹介している。

 投資信託で運用を始めたい人、手持ちの投資信託からの乗り換えを検討中の人は、ぜひそちらもチェックしてみてほしい。

 そのほかダイヤモンド・ザイ6月号は、「10年続くテーマに乗る!『超』成長株46」、「1億円儲けた個人投資家のこれだけ必勝法」、「個人型確定拠出年金の金融機関ベスト5」、「格安スマホの始め方&提供会社の徹底比較」など、今月号も充実の内容となっている。

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