最下層からの成り上がり投資術!
【第212回】 2016年5月17日公開(2016年5月24日更新)
バックナンバー

「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

東証マザーズの人気株急落でマザーズ指数が下落!
サミットとは関係なく日経平均株価が上昇するために
1ドル110円以上の円安が必要な理由とは?

 これまで、マザーズに代表される新興市場には、日米欧の金融政策や為替を巡る駆け引きや、新興国経済鈍化の影響を、東証1部の主力株に比べて受け難いことが評価され、アクティブ個人を中心にした短期資金の流入が加速していました。しかしながら、昨日5月16日はその巻き戻しが起こりました。

 16日の日経平均株価は前週末比54.19円(0.33%)高の1万6466.40円と小動きでした。

日経平均株価チャート(日足・6カ月) *チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

マザーズは人気株が軒並み総崩れとなり指数が下落
アクティブな個人投資家がダメージを受けた可能性も

 一方、東証マザーズ指数は同81.65ポイント(6.76%)安の1125.37ポイントと、大幅安となりました。人気株が総崩れとなりました。そーせいグループ(4565)は前週末比3750円(14.83%)安の2万1530円、JIG-SA(3914)は同5000円(24.91%)安の1万5070円のストップ安売り気配、ブランジスタ(6176)は同3000円(23.35%)安の9850円のストップ安売り気配など、マザーズの人気株が叩き売られました。

東証マザーズ指数チャート(日足・6カ月) *チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 16日は、前週末比3000円高(ストップ高)の1万5850円で、後場の取引をスタートさせたブランジスタが14時前から急落を開始したことや、そーせいがほぼ同じタイミングで下落幅を拡大させたことが、他の人気銘柄の換金売りを誘発させました。終わってみれば、ブランジスタの後場の値動きは、ストップ高で寄って、ストップ安売り気配となり、値幅は6000円と非常に大きなものとなりました。

ブランジスタ(6176)の株価チャート(15分足・10日) *チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 なお、13日取引終了後、マザーズ市場の人気銘柄のそーせいグループやJIG-SAが決算発表を行いました。これが結果として、「目先の好材料出尽くしの売り」や「失望売り」を出すきっかけとなったようです。

 また、16日のマザーズの急落を受け、短期売買を繰り返すアクティブ個人の多くが、相当のダメージを被った可能性が高そうです。実際、真偽のほどは不明ながら、16日は一部の証券会社では通常の3倍程度の追証が発生したとの観測も囁かれています。

 マザーズ指数に関しては、4月21日の1230.82ポイントが1番天井、5月2日の1097.66ポイントがネックライン、5月12日の1229.34ポイントが2番天井の「ダブルトップ」を形成しつつあります。このため、今後、ネックラインを割り込むようだと、ザックリ言えば、1097-(1230-1097)=964ポイント程度までの下落は覚悟しておく必要があります。一方、5日移動平均線(16日現在1190.56ポイント)を上回り、かつ、5日移動平均線が安定的に上昇するようなら、再び、マザーズ市場は活況となるでしょう。

日本株はドル/円次第の展開
ドル/円が105~110円なら日本株は現状レベルで推移

 一方、日経平均株価に関しては、引き続き、円相場に左右される展開が予想されます。主要企業360社が今期見通しの前提とする想定為替レートは、1ドル=110円としたところが全体の52%と過半を超えています。

 業種別では、電機や機械は110円、自動車は105円の想定が多く、このため、日経平均株価の上値余地拡大には、1ドル=110円を超えた円安が必要でしょう。一方、105円を大きく下回る円高にならない限り、日経平均株価が急落することもなさそうです。

 よって、当面の日経平均株価の想定レンジは、5月2日の1万5975.47円~4月25日の1万7613.56円です。このレンジを下にブレイクするには105円を下回る円高が、逆に、上にブレイクするには110円を上回る円安が必要でしょう。

 もう少し具体的に言えば、ドル/円相場が1ドル=105円~110円で推移する限り、日経平均株価は25日移動平均線(16日現在1万6559.53円)ベースのボリンジャーバンドマイナス1σ(同1万6000.84円)~プラス1σ(同1万7108.57円)で「バンドウォーク」するとみています。そして、110円を超えて円安に振れるようならプラス2σ(同1万7662.43円)を目指し、逆に、105円を下回り円高に振れるようならマイナス2σ(同1万5446.98円)を目指すと考えています。

 ちなみに、急激な円高を受け、大幅に下振れした場合、日経平均株価の下値メドはPBR1倍の水準である1万4702.14円(16日現在)が強く意識されるでしょう。逆に、円安が想定以上に進んだ場合でも、200日移動平均線(16日現在1万8076.21円)が強力な抵抗として意識されそうです。

 急激な円高になる原因として想定されるのは、原油先物価格の急落、米国経済失速懸念の強まりを背景とした米国株の急落、中国景気鈍化懸念の強まりに伴う世界景気失速リスクの高まり等です。つまり、これらは日本政府の力の及ばないものです。

株式市場は消費税増税先送りなど財政政策の発動を期待
伊勢志摩サミットが日本株に与える影響は軽微

 一方、仮に、円安に振れなくても日本株が上がる原因として考えられるのは、18日の16年1~3月期GDP速報値を受けての、安倍政権による財政政策の発動期待の一段の高まりです。

 具体的には、来年4月実施予定の消費税の増税先送りはもちろん、大規模な公共投資や、構造改革や成長戦略をパッケージにした経済対策の策定です。今月26~27日の伊勢志摩サミット後に、このあたりの財政政策が打ち出されるとの期待が盛り上がるようなら、日本株は堅調に推移することが可能でしょう。

 逆に、そのような経済対策が打ち出されないようなら、日経平均株価は前述のPBR1倍方向に下落する公算が大きいとみています。

 現時点では、伊勢志摩サミットでは、ドイツが財政出動に慎重で、米国が日本政府の為替介入を強く牽制しています。このため、G7の協調的な積極的な財政出動は難しく、協調的な為替レートの設定も無理のようです。よって、伊勢志摩サミットに対する日本株への影響は軽微であり「毒にも薬にもならない」のではないでしょうか。

 以上のことから、目先の東京株式市場で積極的に買えるのは、外部環境の影響を受け難い「好業績の内需株」ですね。とりわけ、政府が打ち出すであろう公共投資(国土強靭化)と成長戦略でメリットを享受する銘柄を狙うべきでしょう。

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
株主優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!
【2017年7月1日時点】
【証券会社おすすめ比較】
 手数料、取引ツールetc.で総合比較! おすすめネット証券はココだ!
株式売買手数料(税抜) 投資信託 外国株
1約定ごと 1日定額
10万円 30万円 50万円 50万円
◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 429円/日 2441本
米国、中国
、アセアン
【おすすめポイント】
2016年5月からスタートした「超割コース」は、手数料が低水準のうえ、手数料の1〜3%をポイント還元! さらに、投資信託を持っているだけでポイントが貯まるので、長期的に積立投資を考えている人にはおすすめだろう。貯まったポイントは、楽天スーパーポイントやJALマイルに交換可能だ。また、取引から情報収集、入出金までできるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名で、数多くのデイトレーダーも利用。ツール内では日経新聞の記事も無料で読むことができる。さらに、投資信託数が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので、長期的な分散投資がしやすいのも便利だ。
【関連記事】
◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が見やすい!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・楽天証券の公式サイトはこちら
◆松井証券⇒詳細情報ページへ
0円 300円 500円 500円/日 121本
【おすすめポイント】
最大のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば売買手数料が無料という点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。さらに、2016年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査で、証券業種の第1位を獲得! その使い勝手は、チャート形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」を愛用している株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判を押す。また、デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業デイトレーダーにとって利便性の高いサービスも充実している。
※1日定額制の場合
【関連記事】
◆【松井証券のおすすめポイントは?】10万円以下の株取引は手数料0円!その他無料サービスと個性派投資情報も満載
◆「株初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこ?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・松井証券の公式サイトはこちら
◆カブドットコム証券⇒詳細情報ページへ
90円 250円 250円 1015本
【おすすめポイント】
三菱UFJフィナンシャル・グループのネット証券。逆指値やトレーリングストップなど自動売買機能に力を入れており、リスクを抑えつつ利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ! 一方、板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」は、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する「リアルタイム株価予測」を備え、デイトレードに便利。手数料無料の「フリーETF」も魅力。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。
【関連記事】
◆【カブドットコム証券のおすすめポイントを解説】売買手数料は大手ネット証券の中でも最安値水準!9種類の用途別アプリで、スマホ取引もラクラク!
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え! 通常の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・カブドットコム証券の公式サイトはこちら
1約定ごと(税抜) 1日定額(税抜) 投資信託 外国株
10万円 30万円 50万円 50万円
◆GMOクリック証券⇒詳細情報ページへ
88円 241円 241円 399円/日 62本
(CFD)
【おすすめポイント】
売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、コストにうるさい株主優待名人・桐谷広人さんも利用しているとか。近年は、各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、売買代金では5大ネット証券に食い込むほど急成長している。商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFDまである充実ぶり。CFDでは、各国の株価指数のほか、原油や金などの商品、外国株など多彩な取引ができ、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできると言っても過言ではないだろう。初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFD、FXも活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆【GMOクリック証券のおすすめポイントは?】コストが激安な上にツール、投資情報も充実、5大ネット証券に次ぐ大手ネット証券に成長!
◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は? 手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・GMOクリック証券の公式サイトはこちら
◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
100円 250円 450円 2500円/日 1027本
米国、中国
【おすすめポイント】
1注文30万円までなら手数料の安さはトップクラス。小型株中心に売買する人には、魅力的な値段設定と言える。米国株も最低手数料5ドル(税抜)から買えるので、非常にお手軽だ。多彩な注文方法や板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」など、トレードに役立つツールもそろっている。中でも、日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」は、スイングトレードのときに参考にしたい。投資信託の申込手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施中。投信積立、NISA・ジュニアNISAも対象。2017年6月1日(木)~7月31日(月)まで。
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントは?】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・マネックス証券の公式サイトはこちら
◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
139円 272円 270円 429円/日 2473本
米国、中国、
韓国、ロシア
、アセアン
【おすすめポイント】
ネット証券最大手。手頃な手数料はもちろん、痒いところに手が届くような豊富なサービスにも注目したい。投資信託の数は2000本超でダントツ。投資信託が100円以上1円単位で買えるので、投資初心者でも気軽に始められる。IPOの取扱い数は、大手証券会社を抜いてトップPTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合もある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、アセアン株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。米国株は、2016年7月の値下げにより手数料が最低5ドルから取引可能になった。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には、必須の証券会社と言えるだろう。「2016年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」では、10度目の1位を獲得
【関連記事】
◆【SBI証券のおすすめポイントは?】IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実!
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
【証券会社おすすめ比較】売買手数料ランキング(1約定ごと)・SBI証券の公式サイトはこちら
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。

手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!楽天証券の公式サイトはこちら

 

日経新聞が無料で購読可能! NISAの手数料が最安! 1約定ごとの手数料がお得!
楽天証券
楽天証券
手数料の安さ、ツールの
使いやすさが魅力!
マネックスの口座開設はこちら!
マネックス証券
日本株も海外株もNISAの手数料が無料
カブドットコム証券証券の口座開設はこちら!
カブドットコム
証券

大手ネット証券の中で
手数料が最安値水準!
取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!関連記事 NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!関連記事 手数料が安いだけでなく、口座開設も迅速!関連記事
Special topics pr

ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

9月号7月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【攻め&守りの高配当株&株主優待ベスト117】
攻めと守りで儲かる高配当株」の投資法
今が買い高配当株52銘柄を大公開
高配当株億を作った個人投資家のワザ
・27%超も!「株主優待」目的別ベスト117
・「優待+配当」の合計利回りランキング
確定拠出年金読者損益リアル白書
・17年上半期の投信上昇率ランキング
4年ぶりの買い場高利回りJリート
LINEなど5大ポイントの貯める&使うテク
定年後の5年間でトクする働き方
東芝など不祥事株の売り・買い診断
・東証1部昇格期待株を先回りで狙え!
不足する高齢者施設の問題点とは?

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!