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2016年6月5日公開(2016年6月5日更新)
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ザイ編集部

業績の長期低迷から脱却した"再ブレイク株"に注目!
5期以上ぶりに最高益を更新した4銘柄を公開!

最高益を更新するということは、企業としての評価も最高になることが多い。ただ、一言で最高益更新と言っても、その過程には様々なタイプがある。今回注目したのは、業績が長らく低迷して、投資家に見捨てられていたような企業が復活して最高益を更新する株。今発売中のダイヤモンド・ザイ7月号の特集「高値突破は単なる通過点の最高益更新株ベスト40」の中から4銘柄を紹介しよう。

連続で最高益を更新する株よりも
久々最高益更新株の株価上昇率は高い

 今回は久方ぶりに営業最高益を更新する再ブレイク株を紹介する。

 かつて業績が好調だった企業が、時代の移り変わりや、ライバル企業の台頭により利益が低迷。その後の苦しい期間を経て、見事に復活を遂げ最高益を狙う銘柄だ。

 じつは、久しぶりに最高益を更新する再ブレイク株は、連続で最高益を更新する株よりも、株価の平均上昇率が高い傾向がある。最高益を連続で更新する優等生の株価が上昇するのは当然だが、なぜ久方ぶりの最高益株の株価がより上昇するのか。

 「特に5期以上ぶりに最高益を更新する株に注目です。なぜなら、最高益更新までの期間が長いほど、企業の変化に対して市場が前向きにとらえるからです」(SMBC日興証券の阪上亮太さん)

SBI証券の藤本さんもこう指摘する。

 「株式投資の世界は想定外の出来事(サプライズ)が大好きです。赤字に沈んでいた銘柄が黒字転換したら株価が大きく上昇するように、久しぶりに最高益を更新する銘柄は、サプライズ感から株価が大きく上昇しがちなのです」

 久方ぶりの最高益株から、買いの銘柄を探すときは、月足チャートで見た最後に最高益を達成したときの株価と、今の株価の比較も重要だ。当時の相場の状況にもよるが、最高益を達成したときの高値よりも今の株価が安いのであれば、上値の余地は大きいと考えられる。現時点では、久方ぶりの最高益ということで、会社予想の達成に市場が不安感を持っていたとしても、第1四半期、中間期、と業績の進捗が順調で、最高益達成の確度が高まれば、株価は上値を追うはずだ。

 ただし、最高益を久しぶりに更新するからといって、中長期的に株価が上がるとは限らない。2013年度、2014年度は円安が急激に進んだために、「20年ぶりの最高益」といった銘柄が続出したが、円安が一服した前期は多くの銘柄が苦戦。その結果として、株価も下落している。

 利益拡大を続けるには、今の時代に合ったビジネスに転換できているかがポイントになる。その意味で、特に注目すべきは大胆な業種転換に成功した銘柄や、新しいブランドを確立した銘柄だ。

 2007年度以来の営業最高益を見込むのは富士フイルムホールディングス(4901)。カメラフィルムが衰退して、デジカメもスマホに押される中で、注力する医療事業が収益源に成長。4期連続で2桁成長を見込む。積極的な株主還元策にも注目したい。

ドトール・日レスホールディングス(3087)は、2011年に初出店した星乃珈琲店が成長を牽引。ドトールと日レスの経営統合時の利益を9年ぶりに更新見込みで、株価に割高感もないことから上場来高値更新も視野に入る。

 コールセンター業務が伸び、ネット通販などの発送代行業務も堅調なのがエスプール(2471)。障がい者の雇用支援サービスも展開しており、企業の社会貢献が重視される流れの中で、注目したい銘柄だ。

 2013年にポイントから社名を変更後、業績のV字回復が続くのがアダストリア(2685)。「グローバルワーク」など若い女性を中心に人気の衣料品が堅調で、2009年度以来の最高益更新が濃厚だ。13年度は営業利益が57億円まで落ち込んだが、前期は利益を上方修正して160億円まで回復。WEB事業も2桁成長中だ。

  こうした復活企業の最高益は、今後もその勢いで好業績が続くことも多い。こうした銘柄に分散投資をするのも手だ。 


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