「Gift for Windows Live」では、オープニングキャンペーンを実施中。おトク感のある激安商品も続々。商品がなくなり次第終了

 クリスマス、年末のご挨拶、お年賀と、ギフトシーズン真っ只中。ずっとお世話になっている人、今年新しく知り合った人をざっと思い出してみて欲しい。「けっこう親しくしてもらっているのに、メールアドレスや携帯アドレスしかわからない」という知り合いも、少なくないのではないだろうか。

 昨今のコミュニケーション・スタイルは、仕事もオフタイムも「住所や電話番号ではなく、メアドさえわかれば……」というのが主流。SNS型コミュニケーションの浸透で、この傾向はますます強くなってきている。

 なかには、「本名も知らない人だけど、とても大切な存在」という相手もいるだろう。こうした風潮を反映して、従来は「住所がわかる相手」が対象となっていたギフトのやりとりにおいて、「メアドだけわかる相手」を対象にしたサービスが続々と登場、進化を続けている。

 まず紹介するのが、当分野のパイオニア的存在である株式会社メールdeギフト(本社・静岡)がマイクロソフトと提携してスタートさせた「Gift for Windows Live」。プレゼントを贈りたい相手の本名や住所がわからなくても、メールアドレスや「Windows Live Messenger」のユーザーIDさえわかれば、実際の商品を贈答することができるサービスだ。

 専用サイトで購入した商品の画像を、Windows Live Messenger、もしくはメールで相手に送付。贈られた側は、サイト経由で受け取りの希望時間や場所を指定し、プレゼントを受け取る仕組みだ。

 同サービスの運営企業である「メールdeギフト」では、すでにメアドだけでギフトを贈るサービスを展開中だが、同サービスの新しさは他にある。クラウドコンピューティング技術を利用して、Windows Liveユーザーであれば、ホットメイルのアドレス帳や、Messengerの友達リストから直接贈ることができ、Messengerで会話中の相手にサプライズでプレゼントを贈ることもできる点だ。

 また、「花とケーキ」「チケットとジュエリー」など、一度の注文で複数の商品をセットで贈ることができるサービスや、贈られた側が電子カタログから自由に品物を選ぶサービスなども用意されている。

 通販大手の千趣会も、花とギフトの「イイハナ・ドットコム」において、メアドだけでプレゼントを贈ることができるサービスを開始した。こちらのサービスは、リプレックスと日本郵便が連携して提供している、はがきの作成・印刷・発送・支払い全てがオンラインで完結するサービス「ウェブポ」を活用している。いったん登録しておけば、年賀状郵送まで手軽に行なえるのが利点だろう。

 このようなサービスが続々登場していることを見ると、もはや「メアドでプレゼントを贈る」ことは、当たり前になりつつあるように思える。これからは、それぞれの運営会社のリソースやアライアンスを活用した付帯サービスの充実度が、ユーザー獲得の鍵になってきそうだ。

(梅村千恵)