『中谷彰宏の人生道場』テーマ第4弾は「リーダーシップ」です。ひとくちに「リーダー」と言っても、部下に好かれるリーダー、そうでないリーダーなど様々なタイプがいます。その違いはいったいどこにあるのでしょう。これから紹介するのは、「部下がなかなかついてきてくれないリーダー」「部下をリーダーに育てたいリーダー」「リーダーの勉強を今のうちからしておきたい部下」のために書いた言葉です。これらの言葉を活かし、「この人にほめられたい」と部下から言ってもらえるリーダーを目指してください。
今の売上げよりも、
明日の人材をつくる。
10年後も会社が元気でいるために、
(1)お客様
(2)商品
(3)人材
のうち、何を優先するか、リーダーは決めなければなりません。
今そこそこ来ているお客様を増やすため、商品開発・企画をするのも1つの方法です。
でも、一番先にやらなければならないのは、人材を育てていくことです。どんなにお客様が来たとしても、働く人がいなかったら、アウトです。
人材には、
(1)もっといい人を採る「採用」
(2)採用した人を育てていく「育成」
(3)その人たちを元気にする「活性」
という3つの要素があります。
「全部頑張りましょう」ではなく、この中でも優先順位を決めることです。
今までは、いい人を採ること、就職の人気ランキングを上げる「採用」に、つい気をとられてしまいがちでした。
しかし、「採用」は優先順位の1番ではありません。
より大事なことは、「育成」、人を育てていくことです。「育成」していくことによって、元気な人が育っていきます。
実は、「育成」と「活性」は1つのことなのです。
【人がついていくリーダーになるために その4】
営業よりも、人材育成をしよう。