日常でも、どんどん応用できる伝え方の技術
この「選択の自由」は、日常生活でも非常に役立つ伝え方です。
たとえば、お目当ての人をデートに誘うとき、
「次の土曜日、あいてますか?」
多くの人が、こう言ってしまうのではないでしょうか。
結果……どうなるか、わからないですよね。あなたがもともと気に入られていたらいいけど、そうでない場合は、厳しい戦いとなりそうです。そのハードルをくぐり抜け「OK!」をもらえた伝え方があります。
何だと思いますか?
「めったに予約の取れないイタリアン、たった今なら今週の金曜か、土曜に取れるんです!予定どうですか?」
こう言われたら、「えーと、あいてるのは土曜です」と、ついつい、どちらか選んでしまいそうですよね。選んでくれさえすれば、デート成立です。
人は、伝え方で行きたくなったり、そうでなくなったりするのです。同じお誘いなのに。
「AかBどっちがいい?」と聞かれると、人は、ついついどちらかを選んでしまいます。コツは、どちらを選ばれてもいい2つ、AとBを用意することです。なので、どちらでも選んでくれればOKなのです。
この「選択の自由」は、ビジネスにも、プライベートにも使えて、効果絶大なので、ぜひ覚えておいてください。
「どうしても叶えたいお願いがある!」
そんなとき、「伝え方」一つで、「イエス」をもらえる方法があります。
それが「イエスに変える7つの切り口」です。
今回は、「選択の自由」を解説いたしました。
(1) 相手の好きなこと
(2)選択の自由
(3)認められたい欲
(4)あなた限定
(5)チームワーク化
(6)嫌いなこと回避
(7)感謝
佐々木圭一(ささき・けいいち)
コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師 上智大学大学院を卒業後、97年大手広告会社に入社。後に伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードでゴールド賞他計6つ獲得、など国内外55のアワードを入賞受賞。福岡県クリエイティブディレクター、シェラトンJAPANクリエイティブディレクター、などブランディング、広告CM制作多数twitter:@keiichisasaki Facebook:www.facebook.com/k1countryfree HP: www.ugokasu.co.jp