症状が進行することによって角膜が傷つきやすくなったり、視力の低下を早めたりするなどの合併症を引き起こす。あるいは頭痛や肩こり、めまい、吐き気などの体調不良を頻繁に感じるようになったりもします。

 これらはいずれも仕事に対するやる気や集中力を阻害するだけでなく、ふだんの生活も含めたQOL全体の低下も招きかねません。

 つらい状態がつづくようだったら、早めに眼科を受診するのが一番です。ただ、ここで大事なのはドライアイの治療を得意としている、あるいは専門外来を設けている専門医を選ぶこと。同じ眼科医でも病気によって守備範囲もかなり変わってくるからです。このへんはホームページなどを参考にじっくり探すようにしたいものです。

 症状が軽い、または初期の場合の対処法として多くの眼科専門医が推奨するのは「とにかく、目を温めること」。特にマイボーム腺梗塞がある場合には効果的といいます。

 浴用タオルを濡らして絞り、ビニール袋に入れて電子レンジで1~2分温めてから数分目の上に置くだけでずいぶんスッキリします。

 竹内有三(医療ジャーナリスト)